近い将来にプライスアクションが活発になる場所を見つける方法の一つに、ロールリバーサルを活用する方法があります。日本語に訳せば「役割反転」ですが、欧米のトレーダーがチャートを見るときに、基本の一つとして身に着けているものなので、簡単に紹介をしてみたいと思います。
チャートを見ていると、何度も値段が跳ね返される場所があります。
この跳ね返される回数が多くなればなるほど、その場所はサポート・レジスタンスとして市場に強く意識をされるようになってくるわけですが、こうした地点がブレークされると、元のサポート(S)だった場所がレジスタンス(R)に、レジスタンス(R)はサポート(S)に役割が反転する可能性が高く、この現象をロールリバーサルと呼んでいます。
[images style=”1″ image=”http%3A%2F%2Fwww.cocosta.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2011%2F08%2F2013-05-22-6-03-17.png” width=”459″ align=”center” top_margin=”0″ full_width=”Y”]上の図では、ピンクでハイライトしたレジスタンスゾーンを相場が何度かテストするも抜けず、下に跳ね返されていましたが、最終的に上の方向に抜けて行き、図の右端でチャートが元のレジスタンスを確認しに戻ってきています。
ロールリバーサルの現象を知っていれば、この時点で
「もともとレジスタンスだった場所まで相場が戻ってきた。ロールリバーサルでこの地点はサポートに変わっているはずだから、この近辺で相場は反転する可能性が高い」
と事前に相場のアタリをつけることができます。
こうしたプライスアクションの繰り返す法則を知っておけば、インジケーターに頼るよりも遥かに手前で相場の動きを予見し、確実度の高いトレード戦略をつくることができます。
FXの相場は機関投資家やプロのトレーダーが動かしています。個人投資家の取引相手はあくまでもブローカーであり、これらのオーダーが直接市場を動かすことはありません。
つまり、この値段を決めている職業投資家・トレーダーと同じ視線でチャートを見て、「自分がプロトレーダーなら、どういう意志決定をするか?」と考えるクセを付けることで、相場のプライスアクションをある程度予見することができるようになってきます。
ロールリバーサルのようなプライスアクションを活用して具体的な戦略を作るには、エントリーの場所を探すだけでなく、ストップとターゲットの場所を見つけ、さらにその戦略が継続的な収益を生み出せる方法なのかを自分で判断する、全体の画を見る知識が必要になります。
さらに突っ込んで具体的な方法を知りたい方は、実践編を視聴されることをおすすめします。
それでは、本日もHappy Trading!
管理人様。
先ほどピンテレストのほうにコメントさせていただきました。
こちらのサイト本当にすごいですね。感動しています。全ての記事を読んでいるところです。この記事があまりにも核心を突いているので、コメント残させていただきます。
当たり前ですが、機関投資家トレーダーが入る(出る)所を探すことに重点を置くことが非常に大切、というかそれが全てといっても過言ではないのでしょうか…今更ながら、この事実にうたれています、あぁぁぁぁぁぁ…
アホですいません。これからもちょくちょくアホなコメント等残していくと思いますので、よろしくお願いいたします!
yokohk
yokohkさん、
記事がお役に立ったようで、何よりです。
またコメントお待ちしております。
私はSRゾーンに入ってきたら、そのポイントで一つ下の足が2回押したのを確認できたら入っています。
短い足で入った時に、それまでのスピードよりも速い動きで順方向にササッと動くことがよくあります。
これは同じタイミングで同じ方向に入った人が多かったということでしょうか。
少しは自信を持って良いですか?(笑
ローソクの動くスピードはオーダーが増えれば激しくなります。
管理人の推奨している方法は、ローソク足は閉じてからエントリーするというものです。理由はいくつかありますが、詳しくは「ローソク足分析」ビデオにて細かく解説しておりますので、ぜひ御覧ください。