「面倒な初期設定もなく、本格的なチャート分析ができて、疲れたらパソコンを離れてタブレットで設定が引き継いで使えるような無料のサービスはないですか?」
読者の方から頂いた大胆な質問(笑)ですが、実はTradingView(トレーディングビュー)というサイトで可能です。この記事では過去数ヶ月チャート分析に使ってきた私自身の体験談を通じて紹介をしてみたいと思います。
トレーディングビューが凄い3つのポイント
■1:面倒な設定が不要
多くの個人トレーダーはMT4を使っています。ところが製作元のMetaQuote社がバージョンアップを行う度に不具合が出たりします。ロシアの会社なのでサポート情報が出るのも遅いという事情もありますが、よく聞く不具合は以下のようなものでしょうか。
- 今まで動いていたインジケーターが表示されなくなった
- インジケーターファイルのインストール方法が変わって困った
- コンピューターがクラッシュして設定を1から組まないと行けなくなった
一方でトレーディングビューはウェブ上で動くので、こうした心配が一切ありません。インジケーターの追加もメニュー選択でスグにできます。コンピューターが壊れても、無料アカウントさえ作っていれば設定をすぐに復活できます。
■2:高度な分析ツールが標準装備
チャート分析をするためには、幾つものツールが必要です。MT4を使っていると、中にはカスタムでインストールする必要のあるものもありますが、TradingViewでは必要十分なツールが標準装備されています。ココスタで過去に紹介したツールから代表的なものを挙げると、、、
- フィボナッチ・リトレースメント/エクスパンション/エクステンション
- ピボットポイント
- 移動平均線(単純・指数)
- ストキャスティクス
- RSI
- ボリンジャーバンド
- 報酬比率確認ツール
- ハーモニックパターン比率確認
- ABCDパターン
- ピッチフォーク
未紹介ですが有効なツールとして、、、
- エリオット波動カウント
- ジグザグ
- パラボリックSAR
- ヘッド・アンド・ショルダー
- CCI
- ポイント・アンド・フィギュアチャート(PF)
これだけのツールが無料で使えてしまいます。ほとんど全部必要なものが入っている感があるのでは無いでしょうか?
■3:タブレットやスマホで動作する
携帯端末から訪問すると、「フラッシュプレーヤーがインストールされてないため動作しません」というエラーメッセージを見たことがありませんか?
ところがTradingViewはi-padのサファリからでも、アンドロイドのクロムからでも動作をします。理由は使っているプログラムがHTML5だからなのですが、外出先からPCと同じチャートを見られるというのは大変に便利です。
上の画像は、コンピューター上で複数チャートの表示設定(有料オプションです)を行い、それをi-pad上で呼び出して表示した画面です。本格的な分析をはじめる前に、各種のペアを俯瞰で見ておくのに重宝をしています。
以上のような点だけではなく、実はもっとトレードに活用する方法があるのです。
それは、、、
参加者のトレードプランを見ることができる
ソーシャル機能がすぐてれいることもTradingViewを魅力的にしています。ズバリ他参加者が発表しているトレードプランを無料で見ることができるのです。たとえば以下のような画像ですね。
英語が読めない?問題ありません。その人がチャート上に描いているトレード案を見れば、考え方や目線は一発で取り入れることができます。
もちろん他人の意見をコピーしてもパフォーマンスは向上しません。ただ他人の視点を知ることで、相場参加者の目線を知る手がかりになったり、自分が見逃していた大切なポイントを気づかせたりしてくれる助けになります。
かくいう私も、いくつかトレードプランを投稿しました。
なぜ投稿するか?
投稿したアイディアにコメントをくれたり、「いいね」を押してくれる人が出てくると純粋に楽しいんですね。もちろん楽しみだけではなくて、自分のトレードプランが英語圏でも支持されるかという判断基準にもなります。
何よりも一番のご褒美は、自分の考えを1枚の画像で分かりやすく伝えようとする過程で、分析の能力を鍛えられるということですね。
結論
時代のトレンドは移り変わっています。
個別のコンピューターに必要なソフトを入れて動かす時代から、ウェブ上で仕事が完結し携帯端末さえあればそこに到達できるクラウドの時代へ。また自分のアイディアを「保有」しておく時代から「共有・発展」させていく時代へ変わってきているように見受けられます。
あなたも、未来志向のチャートを使って違う切り口から相場を見てみませんか?
管理人さん、このチャート紹介してくださってありがとうございます。
dealbook使ってましたけど、四角い図形を書くことが出来なかったので、ほかのチャート探してましたけど、どれも今一でした。
このチャートの優れている所は、dealbookに近いけど、使いづらい部分(手ツールと、矢印ツールを切り替えてとか)が使いやすくなってます。
あと一番驚いたのが、トレンドライン(水平ラインじゃなくて)を、短く水平に引きたい時に、シフトキーを押しながらやると、きっちり引ける所です。
いままでいろいろチャートソフト使ってきたけど、これだけでも気持ちよく使えます。
dealbookが結構使ってると重たいけど、このチャートは軽快に動いてくれてとても良いです。
Hiroさん
そうですね。なんだか一気にいろいろな点を解決した無料のチャートソフトが出てきた感がありますね。良いサービスが広がると私も嬉しいです。もし実践編を過去に購入されているようであれば、TradingViewの使用方法を説明した講義を追加しているので、そちらもチェックしてみてくださいね。
コメントありがとうございます。
最近たまたまウェブクルーズで発見し、使用しているTradingview.comですが、
かなり気に入っています。
Mt4chartよりもチャート機能、各種分析機能、ユーザビリティともすごく使いやすいですね。
利用者が増えて情報共有のコミュニティがもっと活性化してくれると嬉しいですね。
管理人様の情報発信、期待してます!
Tedさん、tvは機能がますます充実するので、目が離せませんね。コメントありがとうございます❗