いま見ている相場の全体像を捉えるためには、「複数の時間足」と「複数銘柄」を見ていく必要があります。TradingViewのチャート機能で、そうした把握を簡単にできる方法があり、受講生の方向けにUdemy講義の中で講義を公開しておきましたので、簡単にここで紹介をさせていただきます。
チャートには、抗いがたい磁力があって、どれだけ画面を見る前に「全体をみるぞ!」と心に誓っても、気がつけば些細な事ばかり見えてしまうものです。これに対抗するには、「型」を自分の中で持つこと以外にあり得ません。
型の重要性に関しては、電子本(→こちら)で書いていますが、実戦で役に立つ型をつくるには、以下の2つがヒントになります。
- 複数の時間足を見ること
- 複数のペア・銘柄を見ること
つまり、「時間✕銘柄」の座標軸で考えるということですね。
見ているチャートが60分足なら、15分足と4時間足を見る。
また日経平均を見るならSP500やドル円を見る。
それらを一定の流れでカバーすることで、ある程度の全体像を把握することができるようになります。
最近、受講生からよく「環境認識」という言葉を聞くのですが、こうした具体的なアプローチを持っておくと分かりやすいですね。
TradingViewで複数チャートを活用
過去に何度か紹介をしているTradingViewのチャートですが、$10~$20の有料プランで使える複数チャートの機能について受講生から質問があったので、紹介しておきます。
この機能を使うと、以下のようなことができるようになります。
- 同一銘柄の複数時間足を一括表示
- 異なる銘柄の同一時間足を一括表示
例えば下の画像は、日経平均銘柄を、週足・日足・4時間足の順で並べて表示したものです。
週足・日足ともに上昇して、4時間足は一時的に横を向いていることがわかります。
また下の画像は、複数銘柄(EURUSD, USDJPY, DXY)を同一の時間足で比較したものです。
このように「時間足✕銘柄」の座標軸を持って分析をするだけで、ある程度の明確な「型」を持つことができるようになります。
なお、こちらの操作方法については、以下コースに無料で付属している非公開講義「TradingView使い方 1・2・3 」にアップロードをしております。
「TradingView使い方 1・2・3 」が付属するコース
- ハーモニックパターン完全版
- 迷いが晴れるトレーディングガイドv2.0
- 負けないトレード実践編
- ローソク足で高収益トレードv2.0
- ギャップトレーディングv1.5
- ボリンジャーバンドFX v2.0
受講生の方は、Udemyコース内「受講生特典」にクーポンを記載した場所がありますので、ぜひご活用ください。
なお、今回アップロードした講義は受講生の一人から前回の公開動画(→こちら)に関して質問を受けたものに回答をしたものです。
受講生からの質問には、出来る限り回答をしていきますので、ご不明な点などは講義内のディスカッションに挙げてみてください。
それでは、Happy Trading!!