読者の方から、通貨ペアを使ったトレード方法のご質問を頂きました。以下抜粋です(本文記事はこちら)。
”通貨ペアを利用したトレードの仕方がいまいちよくわかりません。例を上げますが、一つはUSD/CHFでロング、二つ目がAUD/USDのロング。ドルが買われているときこの二つの通貨ペアのポジションを持つことはやはり持たないほうがいいのでしょうか?(竹内様)”
相場と真摯に取り組まれている姿勢が伝わってくるコメントでした。ありがとうございます。
まず最初に通貨ペアの定義を簡単に説明しておきます。
通貨ペアにはドルが前に来ているものと後ろに来ているものがあります。
前に来ているもの
USD/JPY*, USD/CHF, USD/CAD など
後ろに来ているもの
EUR/USD, GBP/USD, AUD/USD など
2つの通貨を区切っている”/”は分数を意味するので、上側に来る通貨が下に来る通貨よりも強くなれば数字が上がり、逆に下側の通貨が強くなれば、数字が下がることになります。
つまり自分の相場観が「ドル買い」ならUSDが前に来ているペアでロング(買い)、後ろに来るペアでショート(売り)でのエントリを探すことになります。
質問例のペアは USD/CHF(スイスフラン) と AUD/USD(オーストラリアドル)の組み合わせです。前者はドルが前に、後者は後ろに来るペアですから、この場合のは下のようになります。
- USD/CHF = 米ドルを買ってフランを売る(ロング)
- AUD/USD = オージーを売って米ドルを買う(ショート)
実際に2つのペアを重ねたチャートの画面を貼り付けておきました。一方が上がれば、他方は下げていることが見て頂けると思います。
FX戦略の組立は、まずドルが売られているか?買われているか?これを判断(過去記事参照)した上で反対の力関係にある通貨を探し、この通貨間の力関係差をトレードに活かしていくことが前提になってきます。
* 念のため、、、
ドル円は特殊な通貨ペアです。2国間の経済が強く連動していることもあり、相場がドル買いに走っても、さらにそこからドルが売られて円が買われる場合があります。信用収縮が起きている場合などにこういった事態が起こるのですが、これは相場をよく見て判断するしかありません。具体的には別の機会に任せますが、ここでは「ドル円は少し切り離して考える」ということだけ覚えておいて頂ければ良いと思います。
管理人様、とても迅速なご回答本当にありがとうございます!
ドルが買われているか売られているかの判断をドル円のみで判断しておりました‥
言われるとおりドル円は2国間の経済や信用などの影響が大きく出ていますねσ(^_^;)
USD/CHFは損切りしました。AUD/USDで今日は相場を見ようと思います。
おかげで心のもやもやが晴れました!
こうゆう本当に大事なことってどこで調べても出てこないんです。
管理人様には本当に感謝です。
話が変わってpivotが本当に相場分析に役立っています。
pivot、SR、EMA、フィボ
これは本当に最強の武器ですね。これだけあれば他はいらないと思えます。
次回のビデオに載せて欲しい内容があるんですが、
上に上げたツールを使い利確はエクステンションを目安にしているんですが、
どうしてもターゲットの前に決済してしまいます。
そこはルールに従わない自分が悪いのですが、
我慢だとか精神論みたいな物はあまり好きではありません。
そこで前回読んだ記事の中に利確をATRを参考に決めていると書かれていました。
当日相場が動くpip数を予想してくれるツール見たいなのですが、
これを利確の目安に出来ればエクステンションと併用して
もっと具体的な利確ポイントがわかるのではないか?
と思いました。
もしよければ、次回の有料ビデオの中にATRの使い方など載せて頂けるとありがたいです。
いつもいつも丁寧な的確なご回答ありがとうございます!
では失礼しました。
確かに前者さんの方の言うとおりのATRの書き込みで出口の糸口の大きなきっかけになりました。ヒストリーをみて効果的な時期と相場形状における戦略構成も年を通してなんとなくですが妄想を描ける様になりました。自分はエクステンションまで耐えられない時は気休めまでに半分利食ってみたりします。それから、第2ターゲットまで伸びる様な動き見えるなら次のチャンスに乗せたりします。考え方としては、ATRの水準を参考にして大幅に片方にweekでは動きにくい(水準120で一気にトレンド300は・・的な)金曜とかでロンドン動く時間でブレイクしたら大暴落的なSRラインまでATRのポイントが満たすか・?で、なければトレンド変換の兆し・もしく週全戻し的な動きー・・とか。もちろん例外な動きはありますけど・・・。グダグダ書いちゃいましたけど、こんな感じは間違ってますか??