チャートは「時間設定が長いほどダマシが小さい」のはご存じの通りです。とはいえ、デイトレで月足を見てもエントリのポイントは分かりません。ではプロトレーダーは、どのように時間足を設定しているのでしょうか??
3つの時間足を組み合わせて使う
ケーブル GBP/USD での戦略を決めるために、まず長期チャートの日足を表示します。チャート上の線は21日指数移動平均線で、相場が下向きであることを示しています。従い、ショートのエントリを探すことにします。
ブルーで囲まれたゾーンで4時間足にエントリのシグナルが出ました(下図)。ストキャスティクスで買われすぎゾーンに突入、ローソクも上ヒゲの長い反転サインを出しています。
参考:ストキャスティクスは、相場が向かっている方向(この場合は下)のプルバック(戻り)を拾うために使います。間違っても相場が下を向いている時、売られすぎゾーンに入ったからといってロングをすると、即死します。
具体的なエントリのポイントは、売りサインが出た次のローソク時間帯から一つ下の1時間足で探してきます。
エントリの方法は幾つかありますが、James Chen氏が推奨しているのはトレーリングエントリの手法で、一つ手前ローソクの底値を切ったところで、ストップエントリをするというものです。好みにもよりますが、ダマシがあるので私は5pip程度の余裕を見ています。
図の中の青い線がストップエントリのポイントです。ローソクが閉じる度にポイントを上げていきます。22時頃のローソク底値が6410。5pip余裕を見たので6405で設定したところ、23時のローソクでヒットしました。
ストップの設定方法ですが、エントリしたローソクもしくは直前ローソクのHigh上に設定します。ここも5pip余裕を見て6418+5 + スプレッド3pipで6426に設定します。
さて、この結果が下の4時間足です。
本来はターゲットもエントリの時点で決めておきます。この方法は様々で一つの答えはありません。ピボットポイントを使うもよし、主要サイコロジカルの1.600で利食いを入れる手もあります。この決定は、全て事前のプランとRiskReward比率で決めることになり、この説明だけで本が一冊書けます。
この章では複数の時間足チャートとツールを組み合わせることで、正確なエントリポイントを見つける方法を紹介させて頂きました。
管理人さん、こんにちは。
毎回、気持ちのこもった返答に感謝しています。
ありがとうございます。
今回の記事も、自分の疑問が晴れる内容でした。↓
☆『まず最初に自分が好きな時間足を選び、これを中間チャート~長期チャートで決めた方向にエントリする。』
こういった具体的な指南は、今後求めて止みません。是非、積極的に取り入れていってください。よろしくお願いします。
管理人さんの丁寧で親切な説明は、決してしつこくありません!(…私は)
それに、具体論を取り入れた説明が、このブログの最大の魅力ですから!
それでは益々、管理人さんの活躍に期待しています。