ストップロスの使い方 (Managing Stop Loss)

ストップロス

私がトレードを開始して一番困ったのがストップロスの設定方法でした。日本語のリソースを調べても、「損を拡大させない安全装置」等の説明しかありません。トレードにエントリしてストップロスを設定する度にヒットされ、相場はその後急反転し、あと15pip余分を見ておけば、、などという後悔はしょっちゅうでした。

ではプロトレーダーはストップロスをどのように使っているのでしょうか?

ストップロスの設定方法は幾つもありますが、私が使っている方法は、テクニカル分析で自分の戦略が間違っている事が確認出来る場所に設定するというものです。

この大前提として、エントリするトレードは報酬比率2~3倍見込めるものである必用があります。(参照:報酬比率、リスク・リワード比を管理する) 

下の図はエントリの地点から利食いターゲットまでの距離が300。ストップロスまで100。報酬比率は300/100=3倍となり、エントリする価値のあるトレードであると言えます。

ストップロス設定方法_高報酬比率
報酬比率の高いトレード

一方で以下の図は利食いターゲットまでの距離が100、ストップまでの距離が200、報酬比率1/2で、エントリすべきでない事が分かります。

ストップロス設定-低報酬比率
報酬比率の悪いトレード

しつこいようですが、エントリする時点で、利食いターゲットとストップを決めておく必用があります。さらには、報酬比率が良いトレードにのみエントリすることで、勝ち組11.5%に入れる可能性を大きくできます。

この点で、「ストップの置き方」=「トレードの見極め方」に他ならず、筆者が過去に失敗した「適当にエントリした後でストップロスをどこに置くか考える」内は、証拠金が減る一方です。

ストップまでの幅に対して利食いターゲットの幅を大きくするトレード手法は、他の章で幾つか紹介していますので、参照下さい。

 

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