テクニカル実践編を購入された方から、実際にトレードの戦略を作ってみたがうまく行かなかった。修正すべき点を知りたいと画像を添えて質問を頂きましたので、ケーススタディーとして分析をしてみました。
頂いたご質問は次の通りです。
相場を一定の見方でみるために、まずは、例えば5分足でトレードするならば、 どの作業を行う所から始めたらよいでしょうか。できる事ならば、 エントリーまでの手順を教えていただけますと幸いです。昨日のGBPUSDの5分足でのトレードで自分なりにトレードを 考えてやってみたのですが、残念ながらストップロスになってしまいました。画像を添付いたしますので、私の組立の穴、また管理人さんならば、この様な相場の場合、何をみて、 どう考え、エントリーをするか、しないか、また、 するならばどこでしたのかという組み立て方をご教示いただけます 様お願い申し上げます。 失敗トレードを何がいけなかったかを判断していただけたら、それを参考に次のトレードに活かせるとおもいますので、何卒お力添えをいただければと思いますm(_ _)m。では、失礼致します。(shimada様)
このようにトレードの記録を付けて見なおすことは、トレード技術を磨く一番効率的な方法です。
エントリーのトリガーを引いた瞬間、利食い、損切りをした瞬間、それぞれの画面を記録し、エントリーの地点で自分がどういった戦略を立てていたのか?利食い・損切りした地点は当初の予定と比べて一貫していたか?違っているなら何が原因だったのか?それは妥当な決断だったか?こうした自問を繰り返し、その気付を出力した紙の上に鉛筆で書き込みファイルして残していきます。
するとチャート上で同じようなパターンが出た時、即座に気付き正しい意思決定を素早く行うことができるようになってきます。
Shimadaさんのチャートでは、どういった方法が他に考えられたのか?鍵になるのはストップロスの置き方でした。
レジスタ ンスを背景に売りで望む場合、どこにストップを置くのか?スプレッドとダマシはどの程度考慮にいれるのか?レジスタンスと同じ場所にストップを置いてしま うと、相場がストップをヒットした瞬間に反転・当初見込んでいた方向に走り出し、損失が確定したことと収益を逃したという2重の悔しい思いをすることにな ります。
では、こういった事態を避けるには、どのようにしたら良いのか?ポイントを挙げると、以下のようになります。
- USDの方向を見極める — ドルインデックスの使い方
- ドルと反対の力にある通貨を見つける — クロスペアのチャートを使う
- ストップロスとスプレッド — どこにストップを置くのか?
- 機会損失と資金損失の違いを理解する — すべてのトレーディングにエントリーせずとも良い!
管理人が推奨しているトレード目的は、口座資金を継続的かつ予測可能な範囲で増やしていくことです。そのためにはエントリーできない相場も受け入れ、また次のトレードを探していくことを決意する必要があります。
このように、具体的なトレード戦略を一連の流れの中で作っていく方法を「迷いが晴れるトレーディングガイド」内で詳しく紹介をしています。ストップの置き方、報酬比率の設定方法、目標値の設定、相場方向の見つけ方等、実際のトレード現場で即日使えるノウハウばかりです。本編の一部を無料で紹介しておりますので、ぜひこちらから御覧ください。
早速、「迷い」のビデオをiPhoneに入れて、昼休みに拝聴いたしました。根拠のある撤退ポイントの件、とても納得しました。以前に、他の商材で言われていた事で、撤退ポイントには根拠がなければいけない。そしてそのポイントは直近の高安値(ダウ理論に基づいた)と言われていたので、それを守ってやっていたのですが、サイト内で管理人さんが言っているように、エントリーの方向自体はあっているのに、瞬間的なノイズにやられ、もう少し撤退ポイントを広げていれば成功していたのに、損切りポイントに引っかかってしまって引かされる事が多々あり、かと言って無闇に撤退ポイントを広げることができずといった状況でした。
それには、スプレッドやビッド・アスクも考慮にいれ、フィボナッチやピボットでの根拠のある撤退ポイントの設定が必要だったという事が分かりました。エントリーポイントはある程度絞れてきたのに、撤退ポイントに根拠が無いから、びびってしまって・・・という人には、とても参考になると思います。ありがとうございますm(_ _)m