ストップロスの場所を決めるときほど悩ましいことはありません。
資金のロス幅を限定するために大切なストップロスですが、広く取りすぎれば失う金額が上がり、狭すぎれば簡単に損切りが入ってしまう、悩ましい相手でもあります。受講生から損切りへの質問を受け取りましたので、回答講義を作成し、その一部を公開しました。
https://youtu.be/qRdCwmPIFHY
■ 受講生質問
一時的なスパイク(長いヒゲ)で損切りされることを回避する方法はありますか?
負けないトレード実践編の講義で目から鱗がぼろぼろ落ちています。
さて、相場の方向性は合っているのに一時的なスパイクでストップにかかることが多々あります。例えば、下の矢印で反発したと思いロングに入り、損切りされました。
幅が狭かったのかとも反省してますが、いかんせんIFDONEOCO(注・事前にエントリー・利食い・損切り場所を自動設定する注文方法)がメインなので恐怖心から損切り幅を狭くしてしまいがちです。
今回は特にエントリー後すぐに損切りされたような形なので悔しい気持ちでいました。この一時的なスパイクを回避する方法はあるのでしょうか?
(鶴亀さま)
学んだことを現実のトレードに適用し、うまく行かなかった事例の記録を取り、具体的な質問をされている鶴亀さんのトレード能力は、すでに相当に向上されていることが良く分かります。
さて添付して頂いたのは、ユーロ円(EUR/JPY)のペアとなるわけですが、問題の一つはペアの選び方にあります。
ユーロ円は、基本的にユーロドルとドル円とを掛けあわせてできた合成ペア(掛け算ペア)になるので、トレードの戦略を作るときには、基となるEUR/USD USD/JPYのペアを見てやる必要があります。
▼ エントリーしたときのユーロドルチャート
▼ おなじくドル円のチャート
緑色の上向き矢印を付けたところが、鶴亀さんがユーロ円でロングに入った場所です。
2つをみると分かりますが、ユーロドルは下を向き、ドル円は上に向かっています。
ということは、合成ペアのユーロ円は、上にも下にも行けなくなって、横に向かうしかありません。そして方向感のないペアは、もっとも避けるべきものです。
ですから、今回の改善すべき点の一つは、「方向感のあるペアを選んでおくべきだった」ということが挙げられます。
ところで結局ストップの幅は問題だったのか?という点ですが、今回のケースでは他にもいくつか向上できるポイントがあります。
続きは本編内に回答講義をアップしておりますので、突っ込んで知りたい、さらに質問をしよう!という方は受講をお待ちしています!
負けないトレード実践編にアップした追加回答講義
セッション別の特有な値動きのクセを把握しておくことで、5分足等の短い時間足で有利なポジションを取る方法を知り、フィボナッチ・レベルを正しいスウィング波動で切り取り、さらに見えていないレジスタンスを可視化するピボットポイントの活用方法という、合計3つの講義を追加しています。
追加講義は、セッション・波動・ピボット可視化
- 時間の特性|デイトレードではセッションのクセを掴むべし
- ストップ幅は?|正しく波動を切り取る
- 見えないレジスタンスを可視化する|ピボット応用編
476名の方が既に受講をされている以下の講義でカバーをしています。
それでは、ハッピー・サマー!!