【初級】原油価格の見方を解説

「原油もテクニカルだけ見る」という意見を耳にすることも多いです。

価格以外の情報を取りに行き判断に使うのが難しいのも分かるものの、少し危うさを感じます😅

そこで、今回は原油価格の見方をポイントを押さえて解説。

最近の値動きを見ながら、どのように捉えていけば良いのかを、順に説明しますね。

需要と供給のバランス

原油の価格で一番重要なのは、当然のことながら需要と供給のバランスです。

市場が必要としているよりも多くの原油が供給されると、値は下がります⤵

① 需要が供給よりも大きい = 値上がり
② 需要が供給よりも小さい = 値下がり

この二択になるわけです。まずは、ここを抑えておきましょう💪

では需要と供給のバランスを確認するには、どうすればよいのでしょう?

▲ 需要が供給よりも大きい → 原油在庫は減る (値上がり)
▲ 需要が供給よりも小さい → 原油在庫は増える (値下がり)

つまり、原油の在庫水準が上がってきているにもかかわらず、値段が下がっていない場合は、その値段に「プレッシャー」がかかっていると判断ができます🤔

コンタンゴ

今と将来の価格差を見ます。
原油の先物市場では、同じ原油でも受け渡しされる期日別に取引が行われます💡

もし将来も「需要と供給」のバランスが変化しないなら、将来価格の方が高くなります。

◎ 将来の価格 = 今の価格 + 保管費用 + 金利

需要と供給が落ち着いていれば、上の等式のように将来価格の方が高くなります
🌎

コンタンゴは、今の価格と将来の価格差を時系列に並べたものです。

このコンタンゴが、通常の角度で右肩下がりなら、需要と供給はバランスが取れていると判断します。

反対に将来価格の方が安い(今の価格の方が高い)なら、「今の」需要が逼迫していることが分かります🔥

つまり、コンタンゴの推移を追うことで、表面の価格には現れていない「水面下の力関係」を把握します🦄

冒頭の動画では、在庫水準とコンタンゴの推移が、どのように原油価格へと影響を与えたのかを追っています。

なお、原油・ゴールド・為替などの取引方法をディープに学ぶなら、「実戦トレーディングカレッジ」が最高にオススメです👍

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