最近のビットコインは、ドルインデックス(DXY)にも影響を受けているようですね。
折れ線がBTCUSD、ローソク足がDXYを上下反転させたものです。
既存の取引対象とは相関が無いと言われながらも、この連動は興味深い部分ですね。
さてタイトルの「ビットコインが動くタイミング」。
長期的に仕込み時期がいつか?という話ではなく、少し短期的な話です。
最近の傾向として、ビットコインは月に1回のとあるイベントを節に方向感を変えることがあります。
以下のチャートは、そのイベントに縦線を引いたもの。
この赤線は何でしょう?
鋭い方ならお分かりですね。世界最大のデリバティブ市場であるCMEで取引されるビットコインの最終取引日です。
先物と呼ばれるもので、同じビットコインでも7月末で取引終了のもの、8月末で取引終了をするものなど、複数の銘柄に分かれます。
取引に慣れた方なら、7月限(読み方:なながつぎり)など耳にされることもあるものですね。
例えば7月限なら最終取引日は7月27日。上のチャートで赤色にハイライトをされている日付のうち、右から2番目の期日です。
見ているだけでも、「そのタイミング」で動きが変わっていることが明らかですね。
次回8月限の最終取引日は8月31日。この記事を読まれた方は、カレンダーにアラートでも入れて準備しておいても、良いかもしれませんね。
新講義追加のお知らせ:
「利益を出すCME最終取引日の使い方」
記事で述べたCMEの最終取引日、もう少しミクロで見ると時間単位でも追っていけることが分かります。
このイベントが起こるのは、特定の日の特定の時間なわけですが、その前後に様々な思惑から値段を動かす材料が飛び出すことがあります。
そこで、「ビットコインで国境のない富を築き守る完全ガイド実践編」のコース内に、以下の新講義を8月6日に追加しました。
01-当セクションで学ぶことを確認(イントロダクション)
02-限月の切り替わりからリズムが一気に変わった直近の事例
03-事前に決まっている日付と時間を特定する方法
04-取引終了分の値動き履歴をTradingViewへコードを入力し確認する方法
05-なぜCMEの動向が無視できなくなってきているのか?
06-CMEポジション動向から跳ねる向きを推し量る~数字と照らし合わせて確認する
07-ポジション動向のデータを入手し加工・グラフ化するまでの流れ
08-CME参加者のポジション動向から価格が反応するレベルを特定する方法
09-講義内で使ったスプレッドシート雛形
なお、こちらにイントロダクションの講義を公開しております。
ビットコイン取引タイミングの特定に興味のある方は、ご覧になってみてくださいね。
ハッピー・トレーディング!