外国為替でも金取引でも、値動きの大部分は「米ドル価値の振れ幅」で引き起こされます。「モノ」の価値が変わらずとも米ドルが触れれば見た目の価格は動いてしまうのです。
当記事では、それを知るために都合の良い米ドルインデックスについて事例を交え、書いてみたいと思います。
米ドルインデックスが変える世界の値段
米ドル価値を指数化したドルインデックス(DXY)は、「世界の値段」に大きな影響を与えます。
例えば金価格とドルインデックスを比較したチャートがこちら。
青線のDXYが明らかに金価格に影響を与えていることが見てとれます。
もちろんドル円にも直結をしています。
ローソク足は円ドル、青線がドルインデックスです。離れて戻ってを繰り返していることが、とてもよく分かります。
では、なぜドルインデックスはモノの価格形成に多大な影響をあたえるのでしょうか?
それは、世の値段は米ドルで計測をされているからです。
日本史などでも、「金貨の金の含有量が減らされたため物価が上がり」などの説明を目にすることがあります。
これは1枚の金貨に含有される金が80%→40%に減らされることで、同じ「モノ」を買うのにも2倍の金貨が必要になるためです。
同じく米ドルという尺度で世界の価格を図っている今の社会では、米ドルの価値が10%減少をすれば、「モノ価格」は10%上昇します。
通貨は価値を計測する「モノサシ」の役割も担っていますが、その「モノサシ」自体も常に伸縮している。
その伸縮度合いを知る一つのツールがドルインデックスであるということですね。
新型「DXYシグナル」は何がスゴいのか?
市場へ多大な影響を与えることは分かったとして、ではそのドルインデックスが今から向かう方向を見通すヒントを得る方法はあるのでしょうか?
あります。
本日公開した「実戦トレーディングカレッジ」の講義を作成する途中で見つけました。
↓ 実戦トレーディングカレッジのコース詳細
https://direct.cocosta.jp/p/procom
嬉しくてしかたなかったので、ライブ配信で公開のイントロダクションを配信したのが下の動画です。
《ドルインデックスが鍵を握る10月末》
続編はトレーディングカレッジ内の講義「深読み」にて公開をしております。本日アップした講義は以下の通り。
鍵を握るドルインデックスのシグナルを公開ほか(2018年10月28日)
- 週明けに拾いたいゴールドのポイントはコレだ
- 新型ドルインデックスシグナル&完成チャートへの一発アクセスはこちら
- ドル円の短期売買ポイントをダウのスプレッドから導く方法
※ 過去に配信した深読み動画の一覧は、こちらで確認できます。
記事には書ききれませんでしたが、ドル円の短期売買ポイントをダウを使って導き出す方法もパンチ力絶大です。
特に今のような大統領選間近の荒れる時期、見た目のプライスに振り回されない武器は必要ですね。
それでは ハッピー・トレーディング!