111.69円から109.74円まで 195 tick (1円95銭) の下落を、3日間という短期間で付けたドル円。
3月20日から22日までの動きは、週に110 tickも動けば「御の字」なドル円にしては、比較的大きな値動きだったと言えるのではないでしょうか?
本日、このドル円について受講を検討されている方からご質問を頂いておりました。
ご質問:
失礼な質問ですが直近の急激なドル円の動きに自動検知ツールは反応 してくれましたでしょうか。
ご質問頂いた方は、ココスタの「ハーモニック完全攻略パッケージ」の受講を検討されている方です。
事前に効果をしっかりと確認してから進みたいというのは、失敗しないためにも必要とされる素養ですね。
こちらの場をお借りして、回答とさせて頂きたいと思います。
まず最初に、市場が大きく動くときには、複数の要因が雪崩のように積み重なって起こるという特徴があります。
ですから、あくまでも要因の一つがハーモニック形状だったということは、強調しておきたいと思います。
その上で、ドル円下落の前には以下のようなパターンが検知をされていました。
こちらはココスタで提供をしている「高精度ハーモニック検知ツール・プロフェッショナル版」で検知をされていたものです。
パターンが完成して動きが出ると、自動的に次の形状を検索しに行き描画された形状は自動で消去されます。
なので、以下にその後の様子を手動で記載したものを比較として掲載しておきますね。
結果的にパターン完成から金曜日の終値までで、2円ジャストの下落となっています。
では筆者がドル円を取引していたかと言えば、この一部だけ取引をしていました。
ここで利確したのち、ユーロ円を 126.25で ショート。残念ながらこちらは、つまらないポイントにストップを入れてしまい3Tickのプラスでストップ。その後市場は124円割れまで行ったので、とても悔しい思いをしました。
全部が上手くいくことはないですね。
参考までに、ドル円の少し前はユーロドルをロングしていました。
この時点で検知ツールも同じパターンを出していました。
※ 自分の場合はツールより自分の目で見つける方を重視するので、あくまで確認用です。
Twitterからのリンク先であるTradingViewのアイディア投稿は、ユーザが投稿をして15分を経過すると消去することができない仕様になっています。
ですから「いくつも投稿して当たったのだけ載せている」という訳では無いことは付け加えさせてください。
その上で投稿後のユーロドルは以下の通り。黄色くハイライトされている部分が「その後」です。
これ、タイポですね。入りは1.1258です。数字が一つ抜けてました。。。
1.1258 -> 1.1299 ですから、31 Tickの動きとなります。
ですから、自分が取引した流れとしては以下のイメージです。
- ユーロドル・ロングから利確
- ドル円ショートから利確
- ユーロ円ショートの利確を逃す
最後の下手トレードが無ければ少しは見れる内容でしたが、まだ改善のポイントはありますね。
ただ、自分の取引はチャート形状は一つの要素であり、他にも金利・ポジションの動向・関連銘柄の動向を踏まえた上で取引をしています。
一応講義のご案内だけしておくと、チャート形状に関しては「高精度ハーモニック完全攻略パッケージ」。それ以外のファンダメンタルは「実戦トレーディングカレッジ」内に詳しいです。
後者のトレーディングカレッジでは、ユーロドルのサポレジからドル円のゆがみに関しても、分析の方法を事前に行っていました。
ですから一応は想定内。それでも取れない取引はあるという事例として、ご回答をさせて頂きました。
追伸:
先週は、期末要因からFOMCを挟んで大きく揺り動かされた市場でしたね。
結果として、一番平穏だったのはビットコイン。ドル円やトルコリラの波乱には気を取られること無く、独自の道を歩いています。
「既存のアセットとは関係なく動くことが価値」というファンドの捉え方が、よく分かる動きでした。
来週も頑張っていきましょう!