先日「ドル円、109.70手前でショート入れた」とツイートしたところ、立て続けに質問を頂きました。
そこで理由の一つ、「風向きの変わり目」という点をシェアしてみます。
なお、これだけ見れば一発で成功したように見えますが、前の週には109.4でのショートから撤退しています。残念ながら、無傷ではないです。
では、なぜ「そのポイント」でトリガーを引いたのでしょう?
もちろん理由はファンダメンタルやテクニカルの複合です。また結果的に再度のロスで終了という可能性もありました。
ただ、前の週に撤退したときと一つだけ明らかに「風向き」が変わっていたことがありました。
それはWSJのFedウォッチャー記者が投稿した以下の記事です。
米国のFederalがバランスシートの引き締め終了を早める可能性がある、というもの。
これを境目としてドル円は下落を始め、ゴールドが上昇し始めたのはご存知の方も多いでしょう。
そして1月30日の水曜日は、週末の非農業部門雇用統計の前哨戦であるADP雇用統計の発表がありました。
そこで出た数字にドル円は上昇し、ほぼ1月25日のFed記事がリリースされたポイントの値段まで戻していきました。
ただ市場のセンチメントは金利市場を見ても変わらず「FRB=緩和」が継続。
シナリオが変わっていないのであれば、風向きが変わったポイントへの戻しと判断しポジションを建てました。
その後のFOMCでも、パウエル議長の発言が軟化したこともありドル円は下落。結果的には利が乗る方に動いてくれました。この先は分かりませんが。
実は、こういう風向きを変えたポイントを捉える方法については、先週末のトレーディングカレッジ内レポートで、上述のFED記事とドル円を事例に取り上げていました。
ですから想定どおりと言えなくも無いのですが、それでもライブ取引は何度やっても緊張しますね。
以上は、ドル円ショートをいれた理由が「風向きが変わった場所」であったという記事でした。
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