ドル円などのFX為替相場の予想を当たりやすくするには、どのようにすれば良いのでしょうか?
残念ながら、将来を正確に予測する方法は誰も持っていませんね。
だれにも予測ができないなら、その将来はプレイヤー達が向き合う場所での売買に任せよう。それが「相場」の起源でもありました。
とはいえ、より外れない予測の方法を使いたい。これこそ誰もが願うことではないでしょうか。
当記事では、為替相場の予測を当たりやすく、、、いえ、外れにくくする方法のヒントを書いてみたいと思います。
シャワーで泡を落とすのと同じ
為替や株式の記事で見かけることが多いのは、以下のような記事ではないでしょうか?
- FOMCについて
- 米国の金利に関して
- 米中の対立動向
- 米国とイランの火種
etc…
これらに共通しているのは「米ドルの強弱に影響する」ということです。
なぜなら、米ドルの動向さえ分かれば、あとは「おまけ」程度の影響しかないからです。
これ、感覚としてはシャワーで体を洗うのと同じです。
想像してみてください。爪先から頭の先までぜんぶ石鹸で洗ったとします。もう泡だらけで、目も開けられませんw。
この状態でシャワーを20秒だけ使えるとしたら、どこから流しますか?
頭のてっぺんから流しますよね。
なぜなら、水は上から下に落ちます。頭から流せば全身の石鹸が流せるわけです。
逆に足から流しても、上半身は泡だらけ。結局上半身を残った秒数で泣きながら流すハメになるでしょう。
王道は頭から流す。そして秒数が残れば泡の残りをピンポイントで仕留める、、、ということですね。
世の中の問題には、主従関係があります。
問題点を並べたときに、どれか一つを解決すれば残りは勝手に解決する。
そういう問題が特定できれば、解決するためのリソースを効率的に使うことができます。
結論です。為替相場での「主」は米ドルなのです。
結局は米ドル
為替相場の予想では「米ドルが主」と述べました。
言い換えれば、米ドルの動向さえ分かれば、あとは自動的に決まります。
- ドルが買われるなら、ドル円は上がるしユーロドルは下がる
- ドルが売られるのなら、豪ドルは上がるしドルフランは下がる
(もし上の意味が分からない場合は、取引の前に少し基本を見直した方が良いです)
もちろん実際の取引では、ドル以外の相手通貨も見ますよ。ただ、それはドルがあっての話。
日本で気になるのは、ポンドならポンド円、ユーロならユーロ円、豪ドルなら豪ドル円が話題の中心になることです。(ドル円はOKですよ。ドルですから。)
いわゆるクロス円と呼ばれるものですね。
これが流行る理由は、「居酒屋が昼に1コイン定食をやるのと同じ」なのです、、、っと、話が長くなりそうなので、今日はこのあたりにしておきます。
続編にご興味ある方は、メルマガに登録しておいてくださいね。気が向いたときに書くかもしれません。
では、皆さんの「為替相場の予想が当たりやすく」なりますように!
追伸:
8月15日に配信した講義では、まさにその「米ドル」が転換点にさしかかっていることを中心に据えました。
参考までに、今週の「実戦トレーディングカレッジ」配信の講義タイトルです。
01 年度後半に向けた折り返しターンか?金利動向全般の確認
02-01 貴金属の中で資金が向かっている先を確認する
02-02 カギは日程~新規資金の流入が入るタイミング
02-03 ゴールドの日柄と価格帯に見るべき為替
03 インプライド・ボラティリティから上限・下限値を確認
04 米ドルは新しい動きを見せようとしている
04-02 変わり目にいるNZDキウイ
06 為替の全体像を建玉動向の詳細でチェック
07 原油相場を支える要素が分かれば外れるときも対策はしやすい
合計9つのレクチャー、40分30秒の動画とPDFのスライドです。
実戦トレーディングカレッジ
よく分からない用語が見え隠れしているかもしれませんね。
ただ、習うより慣れろ。飛び込んでしまえば思ったよりスンナリと進むもの。
自分だけで作った輪の中をぐるぐる回っていると感じることがあるなら、一歩外に出ることで開ける視界もありますね。
講義でお会いできることを、楽しみにしています!