トレードで資金を残すなら定期収入は残しておく

「一日も早く専業トレーダーになって今の仕事を辞めたいと思っています」

「今の仕事に先行きが見えず、トレードで乗り越えたいと思っています」

これまで32回ほど頂いたお問い合わせです。

コロナの影響で将来の展望を描きづらい今、同じような思いを持たれている方も、少なくないかもしれません。

ものすごく逆説的かもしれないのですが、トレード活動で資金を残していくなら、トレード以外の定期収入も合わせ持っている方が確実です。

理由の1つは、もちろん「失敗したとき」でも定期収入で生活を維持できるという点です。

ただ、それ以上に大切なのは「冷静な判断力を維持するため」です。

「もし、このアカウント残高が0になったら老後の蓄えは無くなってしまう」

「もしあと〇〇ドルのマイナスが出れば取引から退場、戻ってこれない」

こうした心理的なプレッシャーが長期間続くと、私たちは「判断力を失っていることが判断できない状態」に陥ります。

すると目の前の市場が、自分のポジションと同じ方向に動く理由を探してしまったり、画面に向かって祈ったりすることにつながってしまうのです。

戦場で負けないためには、「自分の強みと相手の弱み」をぶつけることです。

市場の中に自分自身を投じるときは、冷静な判断力という「強み」を持った状態にしておきたいものですね。

この定期収入を維持する重要性については、6月6日に配信された吉中コメンタリーが最高でしたので、一部抜粋しシェアしてみます。

筆者の私塾では、受入れの最初のハードルは「定職を持っている事」です。嘘ではありません。

理由は、投資において「焦り」が最大の敵であり、「定職」が心のバランスを保ってくれるから。

マーケットでは常に「平常心」が求められ、その平常心の状態からバランスの取れた戦略を構築し、冷静な判断を下す事が可能になります。

それを支えてくるのが「定職・固定の収入/仕事をやめない」事。

あほらしい様なポイントに聞こえると思いますが、殆どのケースにおいて当てはまる事実、という事は自信を持って言えます。

トレーディング・カレッジ:吉中


※ 吉中コメントは「実戦トレーディングカレッジ」受講でほぼ毎日受け取れます


私の周りの優秀なトレーダーも、別の定期収入を持っている人がほとんどです。

そして決まって出てくる言葉はこれ。

「だって相場なんて、いつ稼げなくなるか分からないじゃないですか?」

コロナの影響が続く今だからこそ、正しい判断力を持って市場と向かい合いたいものですね。

ハッピー・トレーディング!

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