こんにちは。ココスタでトレード教育の運営をしている佐々木徹です。
正しいお金の知識を広めることで、好きなことに時間を費やせる人を増やそうと、がんばって活動をしています。
さて最初に書いたのは、米株の無料取引アプリ「ロビンフッド」に財産を突っ込んでしまった人の奥さんから届いていたメッセージです。
テスラ株など個人投資家にも人気の銘柄は、3日間で20%を下げたりしています。
ロビンフッダーでも、ハイレバ組には少しつらい展開だったかもしれませんね。
この記事では、なぜ9月の入り口で相場がナイアガラのような下落をしたのかを振り返ってみたいと思います。
9月という時期のクセ
もともと一部の取引対象は、9月前半は動きが重たくなるというクセがあります。
こちらは「緊急解説:ビットコインが1万ドルまで下落した理由」動画のスクリーンショットです。
過去3年間の「9月部分」をハイライトしたのが水色の部分です。並べたのは、ダウ平均、ユーロ、ビットコイン、ゴールド。
よくみると、9月の入り口で売られています。入り口で耐えていたユーロも9月中旬から「倍返し」で下げ。
そして2020年9月も「入り口はドン下げ」。
理由のひとつは、ファンド決算の影響も関わっているようです。
もちろん、米国の金利に上昇の圧力が掛かっていたことも挙げられるでしょう。
このあたりは、短期から長期までの金利を比較してみると分かりやすいです。
この影響もあってか、9月入りしてからは実質金利も上昇。
ゴールドやビットコインの上値を阻む要因となりました。
あとは通貨同士で「行ったり来たり」する資金を観測するのも、次に「来る」ペアを探すのに役立つことがあります。
たとえば9月7日の週であれば、英ポンドから資金が抜けやすい状況にあることも分かります。
「外堀」を埋められた市場は下落の圧力を受けることとなります。
結果的に割高なレベルから買い上げられていた米株が急落。ロビンフッドで建てられたハイレバ玉を巻き込み下落を加速させます。
ここからの展開は、実質金利などの屋台骨に掛かってきそうです。
さて9月8日からは米国勢も連休明けで市場に戻ります。
新しい動きが出てくるかもしれませんね。今週も楽しんでいきましょう。
ハッピー・トレーディング!