やはり失速するビットコイン
先週のフォーキャストで予測した通り、ビットコイン(BTCUSD) は90,000ドル割れの可能性が現実味を帯びてきています。現在、ビットコインは以前の輝きを失った状態が続いています。
2月7日、米国雇用統計の発表を受けて一時的に100,000ドルを回復したものの、その後発表されたミシガン大学の消費者調査で1年後のインフレ率が大幅に上昇したことを受け、再び100,000ドルの水準を維持できない状況となっています。
市場動向の特徴的な点として、経済指標発表時にビットコインとゴールドは共に売り込まれましたが、ゴールドはその後値を戻し最高値を更新した一方で、ビットコインは単独で伸び悩み、最高値を超えられない中途半端な推移が続いています。
先週に分析したビットコインの先物曲線も、依然として最高値を否定的に示唆する状況が続いています。
また、これまでビットコインの下落を下支えしていた米国の長短金利差の逆イールドも、そろそろ反発上昇の兆しを見せています。
このように、ビットコインの下落を外部的に支えていた要因が徐々に消失しつつあります。
資金抜けが続く先物市場参加者の動向分析
現状で最も注目すべき点は、ビットコインのCME先物における取り組み高が顕著に減少していることです。この動きは市場参加者の様子見姿勢を示唆している可能性があります。
先物市場の参加者の行動を見る限り、当面ビットコインが最高値を更新する可能性は低いとの見方が支配的であり、実需を伴う取引を控えている傾向が明確に表れています。
現時点では、借入れたビットコインを売り建てるショートポジションの積極的な構築は確認されていませんが、既存のビットコイン保有ポジションの一部決済によってリスクエクスポージャーを低減させる動きが観察されています…
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以上は「ビットコイン週間フォーキャスト」から前半を抜粋してお送りしました。
続編は、以下のコースからいますぐご覧いただけます!
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https://direct.cocosta.jp/p/bitcoin-weekly-forecast
ぜひ参考にしてみてくださいね。
本日も、最後までお読みいただき、ありがとうございました!!