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ファンダメンタルズは弱いまま
引き続きビットコイン(BTCUSD)のファンダメンタルズ(市場の基礎的な状況)は弱含みの状態が続いています。
北米のETF(上場投資信託)からは資金が流出し続けており、先物市場でもオープン・インタレスト(未決済の契約数)が減少する動きが見られます。
また、ブロックチェーンの情報を確認すると、「クジラ比率」、つまり大口投資家がビットコインを取引所に送る割合も高水準で推移しています。これは、大口の投資家がビットコインを売却する可能性が高いことを示しています。
市場全体としては、トランプ大統領の就任による期待感が一巡し、思ったほどビットコインへの注力が見られないという失望感が広がっている状況から、大きな変化はありません。
ここ数週間、「90,000ドル割れは避けられないのではないか」というコメントを出してきました。しかし、ここにきて若干状況が変わる気配が見えつつあります。
これは証明された動きではないですが、ビットコインによく見られるパターンとして、FOMC(米連邦公開市場委員会)の議事要旨発表時に方向性を変える特性があります。
直近のFOMC議事要旨は2月19日に発表されましたが、この発表直前には94,000ドルまで下落する動きが確認されていました。
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↑ FOMC議事要旨で方向性を変えるビットコイン
しかし、ビットコインの価格はFOMCの議事要旨を経て上昇に転じており、後から振り返ったときに「結局あそこが底値だったね」ということになる可能性も出てきています。
FOMC議事要旨の発表以降、ユーロドルは売られる一方でビットコインは買われています。つまり、短期間ではありますが、この議事要旨以降、ビットコインが独自に上昇していると捉えることができます。
また、最初のチャートに移動平均線を2本、100日と200日で表示しています。
しばらくの間90,000ドルを割らなかったことにより、200日の移動平均線は既に80,000ドルを突破するまで上昇してきています。
これは、テクニカル分析(チャートを用いた価格分析)を行う投資家にとって、ビットコインの下落目処の第一ポイントが80,000ドル前後まで引き上がってきていることを意味します。
つまり、ビットコインが下落した場合の底値が上昇しており、下落リスクが縮小していると言えます…
以上は「ビットコイン週間フォーキャスト」から前半を抜粋してお送りしました。
続編は、以下のコースからいますぐご覧いただけます!
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https://direct.cocosta.jp/p/bitcoin-weekly-forecast
ぜひ参考にしてみてくださいね。
本日も、最後までお読みいただき、ありがとうございました!!