フリーフォールから一転、高速エレベータ式に値を上げるビットコイン。でもこの週末は何かが起こりそうな気が・・・私見に満ちた想像ドラマを通じてクリプト(暗号通貨)市場のクセを書いてみました。
ビットコイン・キャッシュという超不確定要素
マウントゴックスから資金を抜き取った黒幕が暴かれたり、ハードフォーク懸念が去ったり。
さらには8月1日にビットコインから暖簾分けで誕生予定の「ビットコイン・キャッシュ」が降って湧いたりと、相変わらず楽しませてくれるビットコイン市場です。
トレードに「もしも」はなくとも、頭の体操で「◯◯が△△すると✕✕になる」と考えることは訓練になるかもしれません。
そこで、この記事を書いている今(2017年7月28日 23:27分)、頭によぎっている一つのシナリオを書いてみたいと思います。
※ 完全に私見100%の仮説シナリオです
配当待ち?
まだ存在していない「ビットコイン・キャッシュ」ですが、すでに先物としてViaBTCでは権利の売買が行われています。それが下のチャート。
すでにBTC建てで0.14、日本円だと42,000円くらいですね。
でもこれ、まだ「存在していない」コインです。
今のビットコイン価格に目を移せば、すでに史上最高値近くの30万円までの戻し。
この高値圏でビットコインを買う強気の材料を考えてみると、こういうことではないでしょうか?
「8月1日までにビットコインを買っておけば、ビットコイン・キャッシュを無料で手に入れられるから、少々高くても良いだろう!」
つまり、今の値を上げているセンチメントとしては、まだ存在していないビットコインキャッシュを「配当」のごとく受け取れるという部分ではないでしょうか?
週末ローラーコースター
では、もしこの週末に、こんなツイートが流れたらどうでしょう?
「ビットコイン・キャッシュのリリースは開発のずれ込みで時期が未定となりました。改めてのお知らせをお待ち下さい」(想像話ですので、間違えないでくださいね)
そうなると、もらえるはずの配当が無くなるから、値は崩れますよね。しかも今は30万円を超えた高値圏。
さらに値の荒れるクセがある週末。
こういうタイミングで「配当が無くなる」ことになれば、その価格分は崩れるでしょう。
追い打ちをかけるように30万円を切ったところに溜まったストップに引火すれば、また週末ローラーコースター号が出発です。
土日に値は荒れまくり、そして月曜日が始まる前に再度ツイートが来ます。
「ビットコイン・キャッシュのリリース日は8月◯◯日で確定しました」(想像話です!←しつこい)
これでもう一度買いが入り、週末の下げは綺麗サッパリ何も無かったかのように新しい週が始まる。。。
と、こういうイメージが頭の中に少しだけ湧きました。
もちろん、そんな台風は無い方が良いに決まっていますし、完全な頭の体操です。
ただ、リリースされてもいない、スペックも未確定な状態のコインを売り買いするということは、こういう上下にシェイクされるリスクを抱えるということも事実。
もちろん取引所にとっては、受けたオーダーをカバーする必要がないわけですから、コストも実質0です。
それでも取引したい人がいればマーケットは成り立ちますから、権利売買が出てくるのは自然なストーリーであり、全然OKだと思います。自分は参加しませんけどね。
おすすめコミュニティ
《ビットコインスクール|ブロックチェーンと、僕らの未来》
http://sharewis-salon.teachable.com/p/bitcoin-school
まとめ
以上は「こういう風に動いたらエキサイティングだな~」という一つの頭の体操として書いてみました。
ただ、ビットコインに限らず、値段が動くべき場所に来ている時に背中を押す材料が出れば、「それ」が考えられないような値動きを引き起こすことは、ザラにあります。
FXが登場をした時には、夜でもできる!と大人気になりましたが、クリプト(暗号通貨)は土日も動いています。
だからこそ、土日は別の生き物になることがあるのです。
FXや株とは異なる動機で動く市場ですから、くれぐれも適したアプローチが見つかるまでは、慎重に入られてくださいね。
ローラーコースターな想像話を書いておきながら、最後は尻すぼみな締めでした。
それでは、素晴らしい週末をお過ごしください!!