FXを取引する個人投資家が「売り買い自在」に進化している様子とは?日本の店頭FX取引データから明らかになった事実を、速報でお届けです!
意外と上手い日本の個人投資家
今のドル円は値動きも小さく、さらにレバレッジ規制のニュースが流れたりと一見元気がないようにも見えます。
市場が成熟をしてきたこともあり、小さなレンジの値動きで利を出すオプションに大型資金が流れ、さらにレンジが小さくなってきているという循環。
以前だったら空いたままだった市場間の空白も、HFT(高頻度なボット取引)が隙間を詰めてくれるようになったので、以前ほどマグマが積まれづらくなっているのでしょう。
「ボラティリティが落ちているから今から大相場が来る!」という考えもありますが、今はどちらかと言えば市場間が効率的に埋まるようになったために、大きな噴火を引き起こす空白の積み上がりが減ってきたと考えるほうが自然かもしれません。
さてドル円の出来高、金融先物取引協会が店頭FX取引のデータを公開してくれています。(金融先物取引協会へのリンク)
直近のニュース等では「ドル円の取引高が前年比で4割減少」に注目が行きがち。ところが中の数字を見れば、日本の個人投資家が確実な進化を遂げていることが分かります。
確かに2017年の11月取引高は、前年比で40%の下落を叩いています。
2013年8月頃の伸び率1000%に目が奪われ、いまは誰もFXしてないんじゃないの?と見えるほどです。
ただ別の角度から見ると、日本の投資家は取引が上手い!ことも明らかになります。
売り相場にも対応を始めた日本の投資家
以下のグラフは、取引高と建玉とを比較したものです。
建玉とはポジションを保有している量、取引金額とは「取引した量」のことですね、念のため。
出来高の減少に注目が集まりますが、ポジションは順調に増え続けていることが分かります。前年比で数値を出せば、39%の増加!
では、取引の金額と建玉から、取引の回転率を数値化してみましょう。この数値が大きいほど短期売買が多くなるというイメージです。
2013年の中頃までは、ドル円レートと回転率レシオが同じ歩みを進んでいることが分かります。
つまり、ドル円が上がれば取引が増え、下がれば取引が減るという傾向です。
ところが2014年以降は二つのリンクが切れています。
このあたりから、値動きがあれば取引が増えるという傾向が出ていますね。
それまでは外為で「売りのポジションを建てる」こと自体が理解をされておらず、ドルを買っておけば上がるし金利スワップもらえるし!という参加者が多かったのでしょう。
ところが2014年以降は、「上がるならロング、下がるならショート、動かなければ入らない」という動きへと移り変わっています。
つまり取引のスタイルが増え、上手にマーケットと付き合う個人投資家が増えてきたと言えるのではないでしょうか?
ココスタで学んでくれた方たちの影響もあるのなら嬉しい!とひそかに喜んだ結果でした。
おまけ:ドル円にはハーモニックがよく似合う?
「ハーモニック」つまり「調和」という名は、複数のフィボナッチ比率を一箇所に集積させ、効くポイントをあぶり出すことから来ています。
三人寄れば文殊の知恵といいますが、同じく3つのフィボでハーモニックというところです。
さて記事を書いている1月18日の13時ころ、ドル円の1時間足に完成していたのが下のハーモニックパターン。
いわゆる「ドル円下げ」の形です。
ただマーケットは複数の時間で判断をしてやる必要がありますよね。
せっかくですから日足でも確認をしておきましょう…
そう、実は110円を手前に日足では「ドル円上昇」の方向にパターンが完成しているのです。
矛盾?いえいえ、これこそがハーモニックの醍醐味です。
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