36.6%割引!?いえ夏のセールではなく、女性の平均賃金を男性のそれと比較した場合の比率です。
男性425.7万円 に対して女性269.5万円。厚生労働省が平成28年に調査した平均の男女賃金金額(資料はこちら)です。
先週は「女子受験者を一律減点」の東京医科大の報道が大きく取り上げられました。
いつもは建前で隠されている格差の一部が、一律減点という形で姿を現したと感じられる方も、多いかもしれませんね。
こうした世の中の現実に対して、私たちができることは何かあるのでしょうか?
一つ確実なことは、人生の早い段階で「お金の法則」を知っておくことかもしれません。
特に給与所得が割り引かれている女性の方や、重要なポストが年配者に独占されて回ってこない若い方にこそ、武装が必要な時代になっています。
お金の法則を「モノポリー」で考える
いまちょうど、娘とカードゲーム「モノポリー」で使える戦略を試しており、その一つをこちらに書いてみたいと思います。
なぜなら、このゲームこそお金の法則を真正面から教えてくれるものだからです。
サイコロで進みながら物件を購入し、あとから来て停まった人からは賃料がもらえるこのゲーム。普通のスゴロクと違うのは、その” 目的 ”です。
どれだけ早くゴールするかでもなく、どれだけ資産を作れるかというものでもありません。
モノポリーでの勝利は、「自分だけがプレイを継続できている状態」です。つまり他の人が全員破産すれば勝ちということですね。
書くとえげつないですが、将棋の羽生善治氏も対局のあとにはモノポリーをプレイすることがあるそうで、知的ゲームの側面が大きいですね。
モノポリーで勝つために取るべき物件
モノポリーでは、特定のマス目に止まったらカードを取り、そこに書かれたアクションを取るというルールがあります。
そこで、私達はカードを全部めくって中身を調べることから始めました。
すると、結構な確率でカードを引いた人は監獄に飛ばされることが分かります。サイコロで3回ぞろ目を振っても監獄に飛ばされます。
そして監獄の場所は、モノポリーの盤面の中に一箇所だけしかありません。つまり監獄は、人を集める吸着地点になっているのです。
その「一箇所しか無い」監獄に入った人が出られる方法は、サイコロを降ってぞろ目を出すか、3回目に出た数に従って出るというもの。
参考までに、モノポリーではサイコロを2つ振ります。2つのサイコロを振って出る可能性が高い目は、上から「7」→「6・8」と続きます。
監獄から出るルールを考えると、ぞろ目を出せなかった人が3回目の開放時に出す確率が高いのは7マス目。もしぞろ目を出すなら、(3・3)の6マス目。(4・4)の8マス目あたりは止まる候補になります。
つまり監獄から6・7・8マス目の物件は、他の人が止まって家賃を落としていく可能性が圧倒的に高くなるのです。
そう、額面価格よりも現実の収益率のほうが高いギャップがあるのです。
だから、ゲームを初めて他の人が「そこ」を手に入れたら、できるだけ欲しそうな顔をせずに交渉をして譲って貰うことが必要なわけです。
モノポリーをプレイしたことのある方なら、「オレンジ色の物件」と聞けば分かりそうですね。それらを独占できるかが勝敗を握るのです。
事実、娘と法則を研究してからゲームをしたら、自分は見事に負けました。若い力は吸収力が半端ないですね。
お金の法則も同じです。
だから、早めに法則を味方につけてください。早いほうが人生で得られるチャンスは増えます。早いほうが吸収は圧倒的に早いです。
早いに越したことはありません。
前振りが長くなりました。ココスタでも、早めに法則を身に着けたい学生や教職員の方のための学割プログラムを準備しています。
「お金の法則」を知って味方につけ、人生の「オレンジ色の物件」を手に入れていきたいですね。
ハッピー・トレーディング!