「ビットコイン価格にはファンダメンタルが無い」という話は、しばしば耳にしますね。
もし一つファンダメンタルがあるとするなら、それはハッシュパワーでしょう。
ブロックチェーンが存在するために不可欠なものが、ネットワークを動かす計算能力。
それを数値化したものがハッシュパワーなので、このあたりが一つの答えになるのではないかと自分自身は結論付けています。
また自分は、「ファンダメンタル」は数値化できて初めて意味があると考えています。
その意味でも、ハッシュパワーは数値化できるので優秀ですね。
上のチャートを見ても、比較的二つの指標が影響しあいながら動いていることが分かります。
データ自体は、Blockchain.com に行けば誰でも入手できますので、ご興味のある方は参考にされてみてはいかがでしょうか?
ハッシュパワーで出入り口は特定できる(かもしれない)
ハッシュパワーに関する過去データを整理していた時に、「あれ?」と思い付いたことがあり、試しにシグナルを作ってみました。
ハッシュパワーに関連する指標を取り出して価格に載せたものです。
ヒストグラム(青色)の数字が、およそ1.7を付けると次に大きな値動きが来ていることが見て取れます。
少し突っ込んで、上の数字を数日間累計したものがこちら。
ここまでくると、およそ変化の兆しを感じ取ることができそうですね。
2018年12月26日には買いのシグナルが出ているものの、ここでは頭を押さえられています。
タイミングからして、投機筋の売りが上昇圧力を吸収した形になっています。
結果的に売りポジションは極限まで積み上がり、それが2019年4月1日からの急激な上昇を作り出しました。
なので、複合的に考える必要はもちろんあるのですが、底に流れるファンダメンタルを味方につけるには悪くない方法なのかなと思いました。
どちらかといえば、年に数回のタイミングで売り場と買い場を探す方向けですね。
もし数値の出し方や、TradingViewで簡単にシグナルを表示する方法にご興味ある方は、こちらのコース内にて受講頂けます。
グラフは作る必要がなく、ハッシュレートに関する指標を日に一回確認しておけば十分です。
答えを聞いてしまえば「あ、そんなものか」で終わるような内容です。ホントに。
ただ、意外と本当に貴重な情報って、「あ、そんなものか」の積み重ねかもしれません。
ということで、見つけた指標に嬉しくなったので、記事にてシェアでした。