ローソク足で6月10日週のユーロドルを分析

ユーロドルは先週、上値を抑えていたレジスタンスをブレークして来ました。ただ金曜の日足ローソクは一時的な反落を見せる様子を見せており、幾つかの手がかりから今週のプライスアクションを検討してみました。

下の図は今週月曜の週明けで窓を開けて始めたユーロドルのチャートです。

 

ユーロドル6月10日

ここにサポート・レジスタンスのゾーンを紫色でハイライトしたのが以下の図です。
ユーロドル6月10日サポレジ

ハイライトされた場所は、これまで日足のローソクの実体が存在するのを拒否されてきた場所で、強いレジスタンスがあったことが分かります。それを先週の木曜と金曜日の相場が抜いて来ました。

気をつけて見るべきは木曜日と金曜日のローソク形状です。2本のコンビネーションでも、金曜日単体のローソクでも反転を示唆する形状を示しています。更に金曜日のローソクは、実体がまるごとボリンジャーの外側に位置をしており、このインジケーターを見てトレードする人にとっては、一時的に売りをかける理由を提供する場所になっています。

トレーダー目線でプライスアクションをみていくと、今週のウィークリーピボット近辺への戻しを入れて、再度上に向かう方向感が見えてきます。(1.31582、図中に赤く引いている水平線)

戻しがもう少し深ければ、FIBの1.311から1.305の間まで戻してくるかもしれません。

こうした大まかな視点を持った上で、より短い時間足に降りて行ってトレードの戦略を考えていくと、目の前のローソクの動きに一喜一憂するトレードから抜け出ることができるようになってきます。

なお、ローソク足の形状分析を知っていると、チャートを見た時にサポート・レジスタンスの場所を見つけるまでの時間を大幅に短縮することができます。詳しい手法はローソク足で高収益トレードにて詳細に説明をしています。

欧米のプライスアクションを分析する手法に加え、日本で発展したローソク足を組み入れて相場を分析することで、一枚のチャートから短期・中期・長期の相場が語るドラマが飛び込んできて、その背景にある集団心理が手に取るように分かるときがテクニカルの醍醐味ですね。

それでは今週も、Happy Trading!

 

 

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