「成功している事業家は、自分のサービスを小学生に分かるほど単純に説明できる」という話を、起業家の研究をされている方のスピーチで最近聞いて、チョットした衝撃を受けました。
簡潔な説明ができるということは、事業の焦点が定まっているので、実行する段になって集中する点が明確になっているためだそうです。
この話を聞いて、アメリカにいた時に仕事を依頼した映像会社のオーナーのことを思い出しました。
プロモーションビデオを作る会社なのですが、心臓治療に使うカテーテルを売る会社が主たる顧客だと知り、どういった点が大変かを聞いてみた時のことです。
目の前にあったメモ紙を取り上げ、こんな絵を描いて見せてくれました。
「お医者さんに売る為のビデオだからね。心臓はこんな形です、とは説明できないわけさ」
というのです。
言おうと思えば幾らでも、難しい言葉は並べられたでしょうに、こんな単純なイラストと短い言葉でスッキリ説明されてしまったわけです。
これって、相場に臨むときにも当てはまることだと思うのです。
相場を小学生にも分かるように説明するなら、、、
「安く買って高く売ること」とでも言えるでしょうか?
「だから、値段が上がる時には買って、下がるときには売る」と追加説明もできそうです。
トレードをするときでも、複雑にしようと思えば、画面中に並ぶだけのインジケーターを並べ、もっともらしく見せることもできます。
だけど、それって小学生には説明しづらいんですね。長い説明は飽きられますし。。
たまに小学2年の娘がチャートを後ろから覗きにくるのですが、そんな時は裸チャートを見せて、
「ほら、赤くて大きなローソクがたくさん出ている時は、下がっている時だね。緑が強い時は上がっているでしょ」
と説明すると、「あー、そういうこと!」と理解します。
シンプルな事って、チカラがあるんですよね。
だから管理人、相場で迷った時は一旦休憩を入れて、その後で日足の裸チャートを見ることから再開します。
それでも迷う時は、もうコンピューターの電源は落としてしまいます。
「わからない時は、やらない」と。これも単純ですね。
今自分が作っている戦略、目の前に小学生がいると思って、試しに説明を試みてみるのも、楽しいかもしれませんよ。
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