最近、「MT4 (メタトレーダー)でピボットポイントを正しく設定する方法を知りたい」というお要望を頂く回数が増えました。そこでカスタムインジケーターを使い、トレーダーが見るのと同じ設定でピボットを表示する方法を紹介します。
ピボットポイントは、FXトレードの利食い・損切りのポイントをピンポイントで知る手がかりを与えてくれる先行指標です。例えば下図のユーロドルでは、相場がウィークリーのピボットをヒットして反転しました。こうしたピボットポイントを算出するためにも、正しくピボットポイントを設定する必要があります。
さて、MT4でピボットポイントを表示する方法ですが、ウィークリー(週足)の表示は比較的簡単です。必要なインジケーターファイルをMT4のプログラムフォルダにコピー、MT4を再起動すればすぐに表示されるようになります。例えば下の図のようなものですね。
ウィークリーピボットの優れたところは、終値と始値がNY時間で日曜日の5pmから金曜日の4pmまでとブローカーによって変わったりしないので、市場の参加者のほとんどが同じ数字を見ることができるのです。
問題はデイリーピボットの方で、ブローカーによってNY時間や東京時間が終値に設定されています。MT4はブローカーの決めた終値時間の設定を変えられないため、そのままデイリーピボットを表示すると、例えば東京時間の終値やNY終値をベースにしたピボットが表示をされます。
フォレックスの機関投資家は、基本的にGMT時間+2~3の午前0時を終値として設定したチャートを見ています。つまり彼らと同じピボットを見るためには、ブローカーによっては設定されているのと異なる終値の時間でピボットを計算することがが必要なのです。
こうした時間の設定を調節した上で日足のピボットポイントを設定する方法は、実践編内の特典ビデオにて詳しく説明をしています。合わせてウィークリー、日足のピボットを表示するためのファイルもダウンロードできるようにしています。
正しいピボットポイントを設定して、ぜひ正しい意思決定をしてくださいね。
それでは今週も、ハッピートレーディング!
こんばんは。
管理人様の心優しい気遣いとても感心いたします。
僕はGFT東京のdealbookを使用しています。
管理人様に出会いMT4からdealbookに変えた訳ですが自分にはこれが一番使いやすいですね。
一番の理由はやはりフィボナッチのツールに特化していることでしょうか。
今、書籍などでハーモニックパターン、AB=CD、ガートレー、バタフライなどの勉強と実際のチャートで検証をしています。
欧米トレーダーの多くが好んで使うフィボナッチ系列。
このすべてのテクニカルのツールがdealbookには揃っていますし、ほかは考えられないですね。
自作の有料ビデオとても楽しみにしております。
最近では開発が容易なMT4に世の中が向かっているようで、私のブログでもMT4の記事を多く載せていくことにしました。
私も好きなDealBookで竹内さんが成功への道を歩まれているようで、管理人も大変に嬉しく思います。
いつも心強いコメント、ありがとうございます。
初めまして、5年間、FX勝ち無しの小幡と申します。“NEW!テクニカル実践編2013版”で、一から勉強させて頂いています。早速の質問で、申し訳ありません。
(質問)
1.MT4で、ウィークリーのピボットをチャート上に出す事が出来ません。チャート上にCustom Indicators-P-Weeklyの画面はでるのですが、OKボタンを押してもチャートに反映されません?(全ての時間足も同様。)
WEBの中でMT4用のインジケターは、紹介されているのですが、使い勝手が 悪いのでご迷惑な質問ですが、対応方法ありましたら、お教え願いませんでしょか?
2.MT4でピボットポイントをGMT時間に設定する方法について。
パラメーターの入力で(-2)以外で、夏時間、冬時間の設定値もあるのでしょうか?有る様でしたらお教え下さい。
よろしくお願い致します。
こんにちは。パラメーターの数値は以下の記事が参考になるかもしれません。
http://fxkawasechart.com/5241
現時点ではGMT+3時間が主流になっているようです。