レンジ相場の対応・ドル円と豪ドル

ドル円は1月後半以降、レンジ相場に入り込んでしまった感があります。ちょうど読者の方から質問をいただきました。

「フィボナッチリトレースメントでのレンジ相場でのトレード方法はありますか?」 (Mさん)


ドル円のチャートを見てみましょう。

ドル円レンジ相場
ドル円レンジ相場

囲った部分をみると、完全にレンジ相場に入っています。

 

レンジ相場に対応する方法

まずレンジ相場に入ってしまった場合、以下のようなツールが使えなくなります。

  • フィボナッチ・リトレースメント
  • ピボットポイント

代わりに考えられるツールとしては、遅行指標のオシレーター系となります。

  • ストキャスティクス
  • MACD

ただしレンジ相場が決定的に不利になるのは、相場に方向性が無く、買い目線で見るか、売り目線で見るかを決められないことです。相場は向きさえハッキリしていれば、エントリーで失敗しても相場がリカバリしてくれることも多々あります。

ところが指向性が無い時にオシレーターを使ってエントリーを試みても、遅行指標なのでエントリー自体が遅くなったり、またターゲットもレンジ内で見つけることになるので、設定できる目標値も小さくなります。

つまり神経を使う割に見返りの小さいトレードを覚悟する必要があるということですね。

 

具体策は?

ではレンジ相場にはどのように対処すればよいのでしょうか?管理人オススメのは、以下の2つです。

  1. 値動きのあるペアを探す
  2. 値動きのある時間足を探す

つまりレンジ相場に入ってしまったペアは諦める、、、ということです。
トレードをするのに、一つのペアと心中する必要は無いわけで、自分の得意なトレードスタイルを活かせる場所が目の前のチャートに無いなら、潔く諦めて他のチャートや時間足を見て回る。それでも得意なパターンが見つけられないなら、止めてしまう。。。

単純ですよね。

でも本当の価値って、単純なことにあるのかもしれません。

参考記事:
レンジでのトレードは?

ということで、冒頭の動画はレンジに入ってしまったドル円をよそ目に、分かりやすいオーストラリアドルのペアを使って相場の見通しを分析してみた事例です。

では来週も、HappyTrading!

 

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