40歳をすぎると身内にも様々なことが起こるもので、私の母親も癌をわずらうこととなり、最後の痛み止めを打つようになってからは日に日に体も細る時期となりました。
病床に伏せ、細くなった手足からは元気だった頃の面影も消えた体つきに、悲しくあると同時に、よく元気な間に産んでくれたものだと感謝の念が湧いてきて止まりません。
小学生の頃は病弱で、肺炎を何度も繰り返した虚弱な私に、それでもお前は特別にできる子だと言い続けてくれた息子ひいきの母親。
その言葉をずっと与えてくれたからこそ、ここまで自分を信じてやってこれたのかもしれません。もう、どれだけの強さと愛情をもらったか、計量のしようもありません。
今、ここに思うのは、私たちがすべきは、今できることに全力を尽くすことしかないのだなということです。
なぜなら、今はできても、明日には「できる自由」がなくなっているかもしれない。
体が動く今のうちに、頭が物事を判断できる今のうちに、人と出会えている今のうちに、与えられるものを自分が持っている今の間に、できることは全てやっておこう。
今できることは、今しかできないことかもしれない。
今、当然だと思っている条件は、明日になれば綺麗さっぱり消え去っているかもしれない。
できるときに生を与えてくれ、そして旅立とうとする母親をみるにつけ、感謝とともにそんな感情が湧いてきます。
今をどう生きるか?それこそが、人生をどう生きるかなのですね。
素晴らしい人生にしましょう。
ライフ・イズ・ビューティフル!
今を大切にするいいですね。案外今を忘れるからいつかやるになってしまって、それは全くやらないこととイコールなのかもしれませんね。日々の生活習慣で日常でのどういう意識で居るのか?という重要なことをおっしゃている気がします。
今を大切にしてお母様の事も今できる対応してあげる事は私も同じ世代なので理解し易いです。案外老いや病にかぎらず今回りにいる人全てに言えることだと思いましたね。
いつかやるイコールやらないこと。その通りかもしれませんね。今を大切にとはいいますが、健康と同じで無くさないとありがたみが分かりづらいものではあるので、そこは意識して行きたいものです。コメントありがとうございます。