指標のヘビー級チャンピオンである雇用統計は今夜リリースですね。前回の6月データが最悪かつBREXIT後の大型指標だけに、今回の7月発表には注目が集まります。
そして雇用統計には「Revision」・・・前回の見直し結果も同時に発表をされます。今月の公開では、この見直しが悪魔の働きをするかもしれません。
雇用統計の集め方は結構アナログで、毎月12日に米国の事業所にアンケートが送られて、そこから電話や封書で回答が送付され翌月の第一金曜日に公開のデータとなります。
つまり集計に間に合わないデータが結構あるんですね。国土が広いので、郵便も届くのに時間がかかるという事情もあります。そしてRevisionが発生します。
下に貼ったチャートはドル円と米ドルインデックスを並べたもの。あまり仲良さそうには歩いてないですね。
赤線がドル円、ローソクが米ドルインデックスです。
Revisionの結果次第では、ドル円は場所も場所だけに波乱もあり得ます。発表直前のエントリーは見送ったほうが良いかもしれませんね。
慎重 トレーディング!!
追加講義のお知らせ
本日は以下を追加しました。
雇用統計の内側を見る|NFPインサイダー
- 雇用統計(NFP)に潜むトラップを知る
- 見直しが大きくなる理由とは?
- NFPで鍵を握る数値
- 雇用統計とドル円の鍵をにぎる材料(2016年7月)
ドル円ではFF金利やネットポジションが強い影響をあたえるので、そのあたりを一通りカバーしています。あとはNFPの数値で特に注目されるデータも説明しています。