「勝ち取引も多いのに資金が増えない」
トレードを始めて慣れてくると、直面することの多い課題かもしれませんね。私自身も過去に数値を見なおした時に、ハンマーで殴られる程のショックを受けたことをよく覚えています。
ではこの問題、どうすれば解決できるのでしょうか?その答えは「記録する」ことにありそうです。
少し事例を使って考えてみましょう。(続きはお知らせの後に!)
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(続き)
何となくフィーリングで取引を続けた日の取引履歴は、こんな感じではないでしょうか?
① USD/JPY +28pips
② EUR/USD +19pips
③ USD/JPY -7pips
④ EUR/USD +58pips
⑤ GBP/USD -115 pips
トータル -17 pips
出だしはまずまず。しかもEUR/USDなど見事な利食いで凱旋パレードでもできそうな勝利!
ところが最後のポンドドルでマイナス転落になっています。
なぜこういうことになるかといえば、「必要のないトレードに手を出した」からです。
記録を振り返れば、最後のポンドドルが原因なのは明らかですね。
一日に獲得すべき金額を決めずに取引したため引き際が決まらず、集中力が落ちた時にセッションが変わり(例えばロンドン→NYなど)、マーケットの速度変化に対応できず判断を誤ってしまったという流れが見えます。
そして、ここまで見えれば次から同じミスを繰り返さない為に、エントリーの理由やスクリーンショットなどの記録も確認したいと思うかもしれません。
事実、そうした振り返りから得られる学びを積み重ねていくと、チャートを見た時にすぐ、「あ、マズイパターンだ」というのが分かるようになり、段々と不要なトレードの数が減ってきます。
ところで、これらは全て「記録」が起点になっていますね。
- 記録したから、無駄な取引をしたことが分かった
- 記録したから、最後の取引の判断間違いの理由が分かった
- 記録したから、ミスを見直せた
でも、その当たり前の「記録」に踏み出せない人が多いのも事実です。
いちいち面倒。負けを見直すなんて恥ずかしくて嫌だ。そんな苦労したくない。
いろいろ理由はあるでしょう。それはそれで良いと思います。
ただ、マーケットは事前にプログラムされたゲームではなく、画面の向こうはプロもアマも年齢も技量もハンデ無しでぶつかりあうガチンコの世界。誰も助けてくれません。
いえ、唯一助けてくれるのは、自分が「記録」したシートと、見なおして書き込んだノート。それにエントリーする前に書き上げたシナリオだけです。
だから私自身は記録を続けています。
ぜひ記録と上手に付き合ってみてくださいね!
ハッピー・トレーディング!!