30万円を手前にして足踏みするビットコインも、意識調査の結果を見る限りでは、まだまだ上がらざるを得ない回答?が出ています。ビットコイン推進派の私見たっぷりな仮説をメモとして書いてみました。
夏の日の冬相場
ボラティリティの大きさで知られる暗号通貨、本日の市場は少し怒り気味なようです。下はPoloniexのドル建て価格の午前中スクリーンショット。
前年比ではなくて前日比(!)。
韓国の取引所がハックされて大量の資産が流出した事件の影響が大きいようですね。夏の暑い日をさらに盛り上げてくれます。
値動きの荒さは市場規模の小ささゆえですね。
3%が投資vs.興味なし60%
さてオンライン証券で有名なマネックス社がリサーチした結果が興味深いです。
抜粋の結果はこちら。
→ MONEX グローバル投資家サーベイ 2017 年 6 月調査から
何が興味深いのかといえば、このリサーチは実際に日本で株式に投資をしている人が対象という点です。
男性83%、年齢は40-50代、金融資産は2,000万円から5000万円、10年超の取引経験というプロファイルが最多になっています。
つまり、投資という観点では相当に経験と資金をもっているグループの人々であり、そのグループでさえ「興味がない&知らない」人が全体の60%超にあたるわけです。
これは悲観的な結果なのでしょうか?
いえ、まったく逆で、これこそビットコインには強烈な追い風です。
もし、今のビットコインの市場規模(4.5兆円くらい)で投資している人の割合が60%などという結果が出たとしたら、もう後は無いです。確実に売って清算が吉。
なぜなら、値段が上昇するための「余地」が残っていないからです。
ほとんどの人が「良い取引対象だ」と言って買うアセットに、もう魅力は無いのです。なぜなら新たに買われる余地が残っていないから。
外為でも、サポートの近くにいてレジスタンスから遠くにいるペアは、買うに値します。なぜなら上昇のための「スペース」があるから。
この暗号通貨のリサーチ結果を見る限り、新しく暗号通貨を買う「潜在投資家」の比率は、投資をしている3%を除いた97%だと言うことができます。
いわゆる手付かずの油田がそのままで残っている・・・と考えられなくもないです。
テレビのポチボタン調査
今朝のテレビ番組、モーニングクロスの番組で「ビットコインなどの仮想通貨に対する印象は?」という意識調査がありました。
テレビのボタンを押して回答がリアルタイムに出るやつです。そこでの結果は、もちろん信用できないが最多。
以下スクリーンショットから借りた数値を並べ、比率を出してみました。
回答 | 票数 | シェア |
信用できる | 108 | 7% |
信用できない | 762 | 50% |
不安 | 474 | 31% |
印象なし | 123 | 8% |
その他 | 51 | 3% |
All | 1,518 | 100% |
信用できない、不安、印象なし、その他で93%です。
暗号通貨に投資する人にとっては、これ以上無いポジティブな結果ではないでしょうか。
マーケットの値段は、スイミングプールと同じです。
上の結果は、プールAに93人が入っていて、となりのプールBには7人だけ入っているスカスカ状態なわけです。
もちろんスカスカのままで蛍の光が流れ、閉園するかもしれません。
とは言え、プールAは、何をやってもそれ以上人が入ってくる余地は限られている訳です。
動くなら、プールA→寄り道せずに帰宅するか、プールA→プールBに行くしか無い。
もし、もともと7人しか入っていないプールBに、新たに7人が移動すれば、値段は2倍になります。
30人とか移動してきたら、7→37で5倍以上の値上がりです。
つまり「印象なし・不安・信用できない」と思っている人は、新たなお客様である可能性が非常に高いということです。
でも、やっぱり「プールAから直帰組の人」が最多では?とも思えますよね。
そうした時に、冒頭の調査結果で出た「興味はあるが投資はしていない34.9%」の人が鍵になるわけです。
すでに需要はそこで生まれているというわけですね。
もっと言えば、こういう意識調査が行われるということ自体が、すでに世の中の注目が高くなっているということかもしれません。
以上はビットコイン応援団のつぶやきメモでした。それでは!
いつの世もアーリーアダプターの勝利です。
情報自体は早くつかめるようになった今、リスクテイクの行動力とカスタマイズ力でしょうか?
時代のパラダイムシフトが、国際政治にもグローバリズムにもメディアにもそして金融にも起きつつあります。
幸せな時代に生まれました。
自分が「幸せだ」と信じて、それに従い行動する人の「幸せになるまでの時間」が加速度的に小さくなっている感がありますね。いつもコメントありがとうございます!