ドル円の向きを予測するのにヒントとなる銘柄の一つがゴールド。だれでもできるシンプルな方法でヒントを掘り出す方法があります。ぜひ試してみてくださいね。
「莫大な金を産出し、殿や民家は黄金ででき財宝に溢れている島国・ジパング」
と日本が評されたのは東方見聞録。
今の時代は、どちらかと言えば「莫大な借金」という方がイメージに近い気はしますね。時の流れるのは早いものです。
さて、そんな日本でもっとも取引されているFX通貨ペアといえば、文句なくドル円。
このドル円、ゴールドと連動して動く特性があります。ジパングの魔法でしょうかね?
さっそく下のチャートで並べてみました。
ローソクがドル円で、バーが金価格(ドル建て)です。
富士山が湖に写ったものを「鏡富士」というらしいですが、これを例えるなら「鏡ドル円」とでも言えそうですね!
つまりゴールド上がればドル円が下がるという、逆の相関が活きているようです。
もう少しわかりやすくするために、ドル円を上下反転させてみましょう。
ジパング王国の呪文が効いているのかと思うほど、綺麗に一致して動いていますね!
ちなみにドル円を反転させるのは簡単で、TradingViewなら1/USDJPYと入れれば出てきます。もう一つのゴールドはXAUUSD。こちらは米ドル建ての価格です。
世界情勢に不安が起こると、ゴールドと円が買われるものの、「有事の円売り」だった時代もあるので、傾向は把握しておく必要はもちろんあります。
それでも、ドル円を見通す一つの参考として、金価格を見るという選択肢は、あるかもしれません。
上のチャートも、誰でもすぐに出すことができますので、試してみてくださいね。
ハッピー・トレーディング!