偉大な頭脳で相対性理論をはじめ、物理の道を開いたアインシュタイン。知人に宛てた手紙には、トレードに通じるメッセージが書かれていました。500万円で競売に掛けられる知見とは、どのようなものなのでしょう?
「簡単にトレードで利益を出せる方法」は存在しないかもしれませんが、常人が至れなかった物理学の見地に行き着いた偉人の考えは参考にしたいもの。
本日の日経夕刊記事で、アインシュタインが物理学者に宛てて書いた手紙が競売に出るとありました。
そこに書かれていたメッセージ:
「もし神が世界を創造したなら、まず考慮したのは、我々に容易に理解させないことだったに違いない」
・・・深い!
トレードに熱心な方なら、こんなふうに思われるかもしれません。
「相場の神様がいるなら、まず考慮したのは、トレーダーに容易に理解させないことだったに違いない」
もうね、絶対そうです(笑)
ただ、もし物理学とトレードとに一つ違いがあるとすれば、相手にしているのが自然か人間かという点でしょうか。
物理だと再現できなければ終わりです。
一方で、トレードは他の参加者よりも、少しだけ正確で見るべきを絞リこめば、完璧でなくとも利益は残す側に近づくことはできるかもしれません。
そんなことを感じた500万円の手紙でした。
さて今夜はFOMCから原油の在庫統計までお祭りですね。
普段は仲良しの原油とCADも、煮え切らない原油に愛想をつかした優等生通貨は「お先に!」と戻る気持ちも無いようです。
この上げも、絞り込みさえすれば事前に捉えることができる種類のものではあります。
ただ、「絶対に確実な成功」となるわけではないところに、相場の神様の「理解させない思いやり」を感じる今日このごろです。
いつもマーケットは面白いですね。
ハッピー・トレーディング!