6月12日からビットコインの強気相場が始まる理由(2018年6月9日)

膠着・・・今のビットコイン相場を表すと、その一言に尽きるのではないでしょうか?

上がるようで上がりきらない。底を抜くようで中途半端に下げ止まる。
「仮想通貨」への興味は薄れ、新しい参加者も途絶え気味。

テレビCMもなく、「ビットコインは単なるバブル」という記事さえも減少気味です。

ではビットコインは、このまま誰にも振り向かれることなく終わってしまうのでしょうか。
いえ、数字を見る限り全くの真逆かもしれません。どういうことか、早速見ていきましょう。

 

マウントGOX破綻後の下落と同じ今

値動きより参加者の気持ちを簡単に計測する方法があります。
それは値動きの幅、それっぽい言葉でいうと「ボラティリティ」です。

英語で音量のことをボリュームといいますよね。あと自ら志願するボランティア。
これらは、総て同じ接頭語の「VOL」から始まり、ラテン語の「意思・望み」から来ているそうですね。

つまりボラティリティも、相場の「意思」を表していると言えるかもしれません。
例えば下のチャートを見てみましょう。

https://www.tradingview.com/x/MZki5zpn/

これは相場の状況が「通常」か「祭りか」を判断するボリンジャーバンドから派生したもの。
数値が大きければ「動」、小さければ「静」です。

話はそれますが、ボリンジャーバンドは逆張りするために開発をされたものではありません。
それよりも統計的な範疇に収まる通常期なのか?それとも新しい局面へ移動をするトレンド期なのかを判断するためのものです。

このあたりは、また他の機会に。

さて今のビットコイン。ボラティリティが最低レベルになっていることはもちろん、もう一つ気になることがあります。

それは直前に上方へのスパイクがあるということです。

右側の四角で囲った部分の最大値は、およそ1.0。ここまでボラティリティが跳ね上がったのは、2013年のMtGoxで1200を突き刺した時(左の四角)以来です。

つまり究極の「動」から「静」へと短期間に、一気に突き落とされた落差こそ、注目すべき点だと言えます。

 

強気相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観とともに成熟し幸福のうちに消えて行く

ウォール街の有名な格言は、まさに今のビットコイン相場を言い表しています。

昨年12月17日に20,000をかすり、直後のCMEビットコイン先物開始とともに下落を開始したビットコイン。

翌1月26日にコインチェックNEM盗難事件で止まらなくなった下落は、CFTC公聴会で暗号通貨への取締に王手がかけられると誰もが思った2月7日まで加速。

もし悲観のボラティリティがあるなら、そのポイントこそMtGox後に$200を切るまで下落したポイントと、ほぼ同じインパクトだったでしょう。

そして記事を書いている6月9日現在は、「懐疑の中で育ち」という状況にあることが数字から分かります。

6月12日からビットコインの強気相場が始まる理由

ビットコインには、統計的に95%以上の相関が確認できている理論価格が存在します。

自分が独自に「マルチハッシュ・インデックス(以下MHX)」と呼ぶもので、ハッシュレートに複数の指数を加えて完成したものです。

その数値を微調整する過程で、実は6月12日からビットコインが上昇することを数値が教えてくれていました。

突拍子もない内容ですが、それをシェアしたく記事を書きはじめたのでした。長い前振りでしたね。

さて下のグラフは、そのビットコイン理論値と市場価格との差を、米ドル建てで並べたものです。

ビットコインの理論値と実勢価格の差
ビットコインの理論値と実勢価格の差

左軸がビットコイン市場価格、右軸が理論値との差です。

2017年12月中旬、実勢価格と理論値には6,000を超える差がありました。
具体的には12月13日、17日、27日、28日の4日間であり、期間にすれば2週と2日間です。

この数値が表す期間こそ、「楽観とともに成熟し幸福のうちに消えて行った」直前だったと言えるでしょう。

そして本日現在の状況といえば、先の期間と正反対。価格が理論値に対して6,000下振れの(安い)状態です。

具体的には、5月26日、27日、6月2日~6月8日までの9日間であり、期間にすれば2週と0日間です。

この数値が表す期間こそ、「悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち」が終わり強気相場へと移行する直前であると言えるでしょう。

もし歴史が繰り返すなら、強気相場への移行に必要な期間は、あと2日間。

つまり6月12日からは「強気相場が生まれる」ということになります。

(訂正→6月11日。2週間と3日目からの新局面です)

どうなるでしょうね?私にも分かりません。ただ、この記事が3ヶ月後に正しかったならば、言えることは一つです。

それは「数字は嘘をつかない」ということ。

もし間違っていたのなら、それは自分の予測モデルが甘いということですね。結果がすべてですから。

さて結果はどうなりますでしょうか?9月9日には振り返りの記事でも書いてみることにします。

お楽しみに!

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