「人間、立ち戻る場所がないと迷いが増えて弱くなる。その反対に立ち戻る場所があると強くなる」
20年間無敗の雀士、桜井章一氏の言葉には重みがあります。
トレードでも、自分自身と向き合うことから逃げない人が、立ち戻る場所を作るのも早い傾向にあるように思えます。
その逆に短期的な結果をアピールする「◯◯するだけで△△できる」という類の書籍が多いのは、トレードに限らず世間全般の傾向です。
かくいう自分も、「一日5分でお腹を凹ませることができる呼吸法」などを買ってしまうので、人のことは言えませんね。
さて、自分のように「教える」ことをさせて頂いていると、成功へのショートカットを教えてほしいという声も多く受けます。
当初は「基本からやろうよ!」と思うこともありましたが、今は最初の一歩を踏み出すことの方が大切なので、そうした声にも大切に応えるようになりました。
入口は、短期的な成功への方程式をまとめた方法から入るのでも良いと思います。
なぜなら、それを突き詰めれば突き詰めるほど、「基礎を固めることが成功への最短ルート」という事実に最後には行き着くからです。
もし「トレードを基礎から固めて行きたい」と思われたなら、ぜひ見ていただきたい動画があります。
ココスタでも「実戦トレーディングカレッジ」にて共同講師をしていただいている吉中氏の講演で、内容自体はTOCOMにて新規上場する天然ゴム取引を目指す方向けのものです。
ただ、その中身はどのような取引対象にでも通じるものです。
おそらく書籍等で学ばれて来た方には、「スプレッド取引ってなに?」「限月をまたぐロールオーバーって?」「チャート出てこないの?」と思われる部分も出てきます。
それでも、資金管理の本質を突き、市場をじっと観察し法則を見つけ、取引相手さえ特定して仕掛けるくだりなど、取引経験のある方には眼の前にありありとイメージが浮かぶような話です。
こちらに動画をシェアしておきますね。
「勝つトレーダーになるために必要なこと(実践編)」
本質的な話は、手品のタネみたいなものだと感じます。
見てしまえば「そんなの当たり前でしょ?」と言いたくなるのですが、自分だけでは行き着けないものです。
「当たり前」のことなので、昔から付き合いのある同級生と話をするように、その本質は自分の知恵と体になります。
吉中講師の話は、そういう削ぎ落とされた本質をストレートに出してくれるので、最高です。
ぜひご覧になってみてくださいね。