値動きが急に早くなり、何をすべきか分からず変なポジションを作ってしまった。値段が向きを変える場所とタイミングが分からず、心身ともに疲れ果てた。
はい、私もFX(外国為替取引)で最初のころ経験しました。
値段を反射神経で追うだけ。集中力が落ちればすべて終わりという取引スタイルでした。
最初の15分で作った利益をダラダラと取引し続け、18時間後にはすべて還元しマイナス突入。
過ぎ去った徒労の時間と最初の利益を振り返ったとき、足が地面から離れたような感覚を感じました。
「地に足がついていない」とは、よく言ったものです。
やっぱり出来高です ~ ビットコイン取引
暗号通貨という未成熟な市場では、あらゆることが起こります。
事前にポジションを持った上で情報の流布が行われることもしばしば。(「ゴールドマンの関係者って誰ですか?ビットコインは終わってません」参照)
値動きは突然速度を変え、何が起こっているのかわからない参加者のポジションをなぎ倒しながら走ります。
「ランダム」としか説明できないような市場で、何か拠り所にできる事実は存在するのでしょうか?
残念ながら、「この一つだけ分かればOK」という魔法は、自分も知りません。
ただ、いくつかの材料を重ねると、「手を出せない時期と価格帯」は明確にすることができます。
その一つが、「出来高」です。
よく言いますよね、「出来高を伴わない価格の上昇は続かない」って。
この単純な事実を数字に落とし込むことで、値動きの起点を特定していくことも可能です。
先日の下落を出来高から特定した事例は、こちらのブログ記事が参考になります。
出来高で売買ポイントを特定する講義
価格と出来高の動きを数値化してやると、先のような売買ポイントを特定することもできます。
その計算方法からパラメーター(数値設定)まで全ての方法を、「ビットコインで国境のない富を築く」のコースに本日アップしました。
下の動画は、イントロ部分を公開したものです。
<本日追加した講義|ビットコインで国境のない富を築き守る完全ガイド実践編 >
- ビットコイン取引の出入り口を出来高で特定する方法~公開イントロ(2018年9月11日)
- 比べられないものを比べる方法|講義終了までにできていること
- 改良版講義で利用するスプレッドシートの雛形
- 新しい出来高インジケータが強化された点を確認しておく
- 価格と出来高を「比較」して力関係の差を数値化する方法
- セリング・クライマックスと単なる下げは何が違うか
- セリクラの動きを現実の市場で確認する
- プライス出来高シグナルの完成形
- ポジション動向と組み合わせて「止まる」価格レベルも特定しよう
ビットコインの市場は特殊に思われがちです。
ただ、パーツをばらしていけば、他の取引対象とさほど変わりません。
ファンダメンタルで囲い込み、ポジションで探り、出来高と少しのテクニカルで最後は決める。
取引の経験がある方なら、飲み込みは早いです。できるだけ高いところに登り、鳥の目で全体像を把握してから進みましょう。
コースでお会いできることを、楽しみにしています!