米国の政府機関閉鎖で、昨年12月21日以降ストップしていたCOTレポートの再開予定日が発表されました。原文はこちら>
2月1日から溜まっていたデータを週2回のペースで公開していく予定とのことです。
およその集計日と公開予定日をまとめてみました。
- 2018年12月24日集計分 → 2019年2月1日(金)公開
- 2018年12月31日集計分 → 2019年2月5日(火)公開
- 2019年1月9日集計分 → 2019年2月8日(金)公開
- 2019年1月15日集計分 → 2019年2月12日(火)公開
- 2019年1月22日集計分 → 2019年2月15日(金)公開
なお公開時間はNY時間に準拠をしているので、日本では翌朝早朝になります。
また集計日時は、他の取引所の事例から推計していますので、ずれる場合がある点はご理解ください。
COTレポートで動く市場
今回のCOTレポート再開で、市場は大きく動き始める可能性があります。
例えばドル円。こちらは1月3日に105円へと大幅な下落を叩きました。
その日付を超えた後、円ショートがどの程度減っているのかCOTレポートを心待ちにしている運用者もたくさんいます。
円ショートが大量に残されていると分かれば、一気にポジションを乗せてくるファンドも出てくるでしょう。
そうなればドル円もクラッシュした105円を再テストしにくる展開も十分にありえます。
参考:COTレポートとは
COTとは、Commitment of Traders。各トレーダーがどの程度のポジションを積んでいるのかを公開するレポートです。
集計日は毎週火曜日で、同じ週の金曜日(日本時間だと土曜の早朝)にデータが公開されます。
ドル円も、このポジション動向から、ある程度の動きを想定することが可能になります。
今年、2019年1月3日にはドル円が105円へと大幅な下落を叩きました。
その9日前に公開していた記事は、COTレポートから出てくる一部のデータを使って、円が買われる展開(ドル円は下落)を想定していたものです。
COTレポートは、こうした情報を提供してくれる強力なツールなのです。