建玉明細に出てくるスプレッドは、どのような取引で発生するのでしょうか?

大口トレーダーの足跡を追うために使われる建玉明細

見たことがある方なら、「スプレッド」という項目に目が行くこともあるでしょう。

これが何かといえば、単純に「両建て」のポジションになります。

買い方と売り方のポジションを差し引いた「ネットポジション」は耳にすることも増えました。

一方で、この「スプレッド」に関してはさして耳にする機会も少ないのではないでしょうか?

ちょうど受講生から質問が届き回答を先ほど入れましたので、その一部をブログにて公開しておきます。

参考にしてみてください。

スプレッドポジションとは?

【質問内容】 
COTレポートのSpreads取引の内容は、具体的にどのような取引を表わすのか? 自分で調べた所、限月間スプレッドの取引がカウントされている事は分かったのですが、具体的にどのような取引なのか理解できなかったので質問させてもらいました。 対応の方よろしくお願い致します(..)_


【ご回答】
まず先に、CFTCが説明している文章をポイントだけ翻訳してみますね。

https://www.cftc.gov/MarketReports/CommitmentsofTraders/ExplanatoryNotes/index.htm

スプレッドとは?
先物限定レポートの場合、スプレッドの数字が表しているのは、それぞれの投機家(非商業筋)がロングとショートを同数持っている先物ポジションのこと。

例えば投機筋の一トレーダーがユーロダラー(EURODOLLAR 金利先物)をロングで2,000枚、ショートで1,500枚保有している場合には、500枚が「ロング」に計上され、1,500枚が「スプレディング」に計上される。

これらの数値は、異なるマーケット間のスプレッドは含んでいない
例)ユーロダラー金利先物と米国債先物との裁定ポジションなど


つまり同一取引銘柄内で、ロングとショートを同時に保有している重複分が数値としてカウントされているということになります。

いわゆる「両建て」ですね。

ではなぜ単純に決済をして売買を仕切りなおさず両建てるのでしょうか?

これに関しては、カレッジ講義内で時折吉中講師が講義内でヒントを出してくれています。


続きはトレーディングカレッジ内にてお読みいただけます。
受講生の方はこちらが回答への直接リンクとなります

  • 最強のポジションを作る方法は?
  • なぜ大口が両建てを使うのか?

このあたりの市場構造を交えて回答しております。

ご興味あるかたは、トレーディングカレッジにてお待ちしております。

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