暗号通貨の2大勢力であるイーサリアムとビットコイン。
主義主張をめぐり、時としてライバル感のある2つの通貨は、それぞれ異なった特徴があると言われます。
- イーサリアムは「分散型ワールドコンピュータ」 (GAFAをぶっ壊せ)
- ビットコインは「非中央集権のお金」 (銀行をぶっ壊せ)
このような語りで比較される通貨。ただ、取引している人にとっては、正直「どっちでもいい」が本音ではないでしょうか?
それより、イーサリアムとビットコインを使って、後出しジャンケン的な取引を考えるほうが生産的かもしれません。
今回の動画では、”イーサリアムで後出しジャンケン取引” する方法について考えてみました。
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参考情報
動画内で使ったチャートなどを置いておきますね。
上のチャートは、およそ以下の要素で構成されています。
- ナスダック
- ビットコイン現物
- ETH(とアルト指標)VSビットコイン
注目するべきは、ETHBTCでしょう。ETHBTCとは、ETHUSDとBTCUSDを比較した「比率」です。
わかりやすい事例で考えてみます。たとえばBTCUSDが売られ、ETHUSDが買われていれば、ETHBTCは上昇します。
- BTCUSD ↓
- ETHUSD ↑
- ETHBTC ↑↑
もう一つ事例を考えてみましょう。BTCUSDが売られていても、ETHUSDの値段が変わらない場合も、ETHBTCは上昇します。
- BTCUSD ↓
- ETHUSD →
- ETHBTC ↑
また、BTCUSDが上がっていても、それよりETHUSDの上昇速度が速ければ、ETHBTCは下落します。
- BTCUSD ↑
- ETHUSD ↑↑↑
- ETHBTC ↑↑
これらの事例は、すべてETHBTCが上昇する場合を取り上げてみました。こうしておけば、真逆のパターンも簡単に想像できますね。
では直近の市場を1時間足まで降りていって確認しておきましょう。
ビットコインが22,000を割り込んだあたりから、ETHBTCは下落していますね。先ほどの事例で少し細かくたとえるなら、以下のような状況になったと言えます。
”BTCUSDの下落が終わり”横ばいになった頃”から、ETHの下落が始まった”
- BTCUSD →
- ETHUSD ↓
- ETHBTC ↓
こういうクロス通貨(ドル建てではない)の取引は見過ごされがちですが、うまく”後出しジャンケン的に” 取れれば、収益の一つとしてカウントできそうですね。
お知らせ:
クリプト通信の本編で、上記が有効に作用する事例や、図中に記載した “xx” が何をあらわしているかなどまとめています。
ご興味のある方は、続編をご覧になってみてくださいませ。
それでは、今週もハッピー・ビットコイン!