アーサー・ヘイズ氏 ”ビットコインの底値を確認する3つの条件” とは?

こんにちは。6月15日のFOMCでは、利上げが0.75%となりましたね。

利上げの発表後、ビットコインは2万ドルから気持ちばかりのリバウンド。この原稿を書いている今は、21,000ドルを徘徊しています。

それにしても弱々しい動きを続けているビットコイン。底入れをする気はあるのでしょうか?

BitMex創業者のアーサー・ヘイズ氏によれば、ビットコインの底値を確認する3つのチェック項目があると言います。

こちらで紹介しておきますね。

ビットコインの底値を確認する3つの条件(Byアーサー・ヘイズ)

  1. ビットコインとイーサリアムが、ナスダック指数と相関しなくなったとき
  2. 価格レベルが、前上昇サイクルの最高値付近に近づいていること
  3. 経済関連メディアが、暗号通貨に投資して短期間だけ含み益を謳歌した、アホで欲ボケた一般大衆を、さも満足そうにこき下ろしているとき

だそうです。以下原文。

My bottom checklist:

1. Bitcoin / Ether move increasingly in a less correlated fashion vs. the Nasdaq 100.
2. The current price levels are very close to the previous cycle’s all-time highs.
3. The mainstream financial media gloats about how stupid and greedy plebs were who attained short-lived wealth investing in crypto.

Shut it Down! by Arthur Hayes (1 Jun 2022) より

さて今はどうでしょう?

1のNasdaq相関は、足元で少し上昇基調になっています。

2の前上昇サイクル最高値といえば、2017年12月17日。CMEがビットコイン先物取引を開始したときの18,000ドルですね。

3は、、、ノーコメントにしておきますw。

すぐに強気が戻るかといえば、ちょっと期待は薄いかもしれません。

特にビットコイン買い手の米国は、GDPの7割を個人消費に依存しています。今は、その個人の可処分所得が減っています。

  • 補助金の打ち切り
  • ガソリンと肉代の高騰
  • 新たに住宅を買う人は6%を超える30年金利

残ったお金を投資に回せる状況でもないですね。

今のインフレは原油と天然ガスの上昇が原因です。利上げをしたところで、原油の供給が解決しなければ何も変わりません。

それよりも、今の米国で平均的な住宅ローンを組むと、給与を全ツッコミしても足りない家庭のほうが多い状況。

利上げで住む場所が買えなくなる人が増え、ますます社会不安が広がりそうです。(参考記事はこちら

それにしてもバイデン大統領、石油関連企業に「儲けを出すな、はよ増産しろ」と命令を出したとか。

Biden tells oil refiners: Produce more gas, fewer profits

就任当日、カナダからの原油を輸送するKeystoneXLパイプライン認可を取り消したのは、どなたでしたっけ?

”儲けを出すな”と言うなら、新型コロナでマイナス価格に突っ込んだときの損失、国が負担してくれるんですか?

そんな声でも聞こえてきそうです。

矛盾、無知、正義、欲、本音。市場は全部飲み込んで値を刻みます。

今後も市場からは目が離せませんね。

注意深く見ておきましょう。

ハッピー・ビットコイン!

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