阪神が優勝しましたね。虎ファンのみなさん、おめでとうございます!さっそく阪神の優勝とビットコインの動向を比較してみました… と言いたいところですが、前回の優勝は2005年。その頃、ビットコインはまだ存在していませんでした。
「阪神が前回優勝したのは、ビットコインが世の中に誕生する前でした」
このように書くと、ずいぶん昔のような気がしてしまうのは不思議ですね。時間の流れは主観によって変わるものだと言いますが、まさにその通りです。
さて躍進が著しい阪神とは対照的に値段が動かないビットコイン(BTCUSD)ですが、実は保有者が急増しています。当記事では、少し見過ごされがちなデータを紹介しておきたいと思います。
有効アドレス数が急増するビットコイン
以下のグラフは、直近1年間のビットコイン有効アドレス数の推移を、7日間の平均で示しています。
グラフを見ると、今年の9月に入ってから有効アドレス数が増加し続け、直近1年間での最高値を記録していることがわかります。
ビットコインのアドレス数が増加する主な理由は、ウォレットを作成しビットコインを保管する人が増えているからです。
これは、取引所に預けられたビットコインが「いつでも売却可能」というメッセージとは対照的です。
ビットコインの置き場所と特性
- 取引所在庫: 売り圧力に直結しやすい
- ウォレット在庫: 長期間の保有になりやすい(取引所在庫と比較して)
乱暴な分類ですが、大まかに上記の傾向があると考えておいて良いでしょう。
ビットコインのアドレス数増加は価格上昇につながりやすい
以下はTradingViewのチャートで、ビットコイン価格(BTCUSD)と有効アドレス数の推移を並列で表示したものです。
2020年の新型コロナショック以降、アドレス数は80万~100万~120万のレンジで推移していることが確認できます。
興味深いことに、2022年に入ってからは何度も100万アドレスをトライし、ことごとく押し返されてきました。
それが9月に入ってから100万水準を突破しています。これまで抑圧されてきた水準が突破されると、一気に形成が逆転するのは、よくある話です。
なお、今回の動きと似ているのは、2020年11月中旬です。レンジの中間である100万アドレスを突破した後、ビットコインの価格は上昇を加速し、16,000ドルから64,000ドル(4倍!)へと急騰しました。
ビットコインの力強い上昇を期待したいところですね。
以上はビットコイン研究所さんへの寄稿記事をシェアしてみました。
Vol.226 保有者が急増するビットコイン(2023年9月17日).
ハッピー・ビットコイン
【追伸】
続編では「アドレス数だけ見ていると天井が分かりづらいので、それを判別する方法」を紹介しています。紹介と言っても完全オリジナルなので、他ではないと思います。ご興味ありましたら、続編もぜひ!
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