中央銀行の発行する通貨量を監視して売買のアラートを出してくれる中銀ハンター。5分足でどのくらいのアラートが出るのかご質問を頂きましたので、回答いたしました。
ご質問:
中銀ハンターに興味があります。
1分足でもアラートが出るとのこと。ゴールドのCFD取引で5分足の場合、1日に何回くらいアラートが出るのかデータがあれば教えて頂けますでしょうか?よろしくお願いいたします。
ご回答:
「中銀ハンター」は、常に最新の価格データ(クローズ価格)に基づいて条件の計算を行います。そのため、日足が閉じる前でもアラートが発動したりフラグが表示されることがあります。
このツールは、中央銀行の発行資金残高に対する割高・割安を検知するものです。銀行自体が発行する通貨量の残高更新が1日1回であるため、短期的な利益追求を目指す取引には最適化されていない点、ご理解いただければと思います。
アラートの発生頻度についてお答えすると、発生しない日は全く発生しませんが、発生する日は1日に2~3回程度出ることもあります。
頻度を増やしたい場合は、以下のような対策が可能です。ただし、頻度が増えることで誤報が出やすくなる点はご了承ください。
同一銘柄のチャートに複数の中銀ハンターを配置
中銀ハンターの異なる設定を複数起動させると、アラートの発生頻度は増えます。
↑同一銘柄内に複数インジケータを起動した例
上の例では、中銀ハンターの感知設定をFASTに上げて複数起動し、さらに異なる期間設定を施しました。ご覧のとおり、日ばかり取引の参考になるアラートは発生しているかと思われます。
【関連銘柄に広げる】
ゴールド取引を行う場合、関連する資産クラスを検索対象に広げることでアラートの頻度を上げることができます。例えば…
○ 貴金属関連(シルバー・プラチナなど)
○ 米国の金鉱株
○ 関連為替(AUDUSD・CHFUSDなど)
などは選択肢となりやすいかもしれません。
まとめ
この記事では、「中銀ハンター」のアラート発生回数について解説しました。5分足の取引で1日2~3回程度アラートが出ることもあります。さらに頻度を増やすための方法として、同一銘柄のチャートに複数配置や資産対象を広げる方法を示しました。
記事を最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
以上、参考になりましたら幸いです。
ココスタ
佐々木徹