インフレは民主主義の老衰である

誰がこの素晴らしい表現を残したのでしょうか!英国の詩人であったシルヴィア・タウンゼンド・ワーナー氏の言葉を昨日は3度見することとなりました。

日本でも、民主主義の小型版とも言えるマンション管理組合が高齢化しています。建て替えや改築が進められない結果、問題の解決ができず、先延ばしにして壊れないことを願うだけ、という状況はもう身近な現実となっています。

さらに米国を見れば、現大統領はすでに平均寿命を超過しています。CPAP呼吸補助機器を装着して睡眠をしている一方で対抗馬の大人気候補も、また77歳とご高齢。

民主主義も、参加するプレイヤーが若くて元気な間は、問題意識も自然と共有され、解決に向けて力を発揮します。ですが全員が高齢化し残りの余命をカウントダウンする段階となれば、リスクを取って新しいチャレンジするよりも、まずは現状を壊さない方向に動くのも自明の理。

日本の最大人口を占める団塊の世代3,500万人が75歳以上となる2025年まで、残り1年半です。高齢化で世界の最前線を走る日本が、自国インフレの最大要因である円安を加速させて止まらないのも「インフレは民主主義の老衰である」で説明できてしまいます。

ところで、日銀のサイトによれば、「兌換銀行券条例の臨時特例に関する法律」の施行は1941年4月だそうです。仮にその時点を日本円の法定通貨版ローンチ起点とすれば、今年ですでに82年が経過。バイデン大統領が80歳なので、日本円は少しだけ先輩ということになりますね。

そう考えると、法定通貨の仕組みが壊れずに維持できるのは、人間の寿命と同じくらいの期間と考えておくのが良いのかもしれませんね。

ビットコイン市場はETFをポジティブに受け止めるものの・・・

さて、ビットコインは「強い」ですね。ビットコインのCME建玉の動向を見る限り、市場は「いや、ETFは通るでしょう?」という認識になっています。

一時はETF拒否報道で3万ドルを割り込み、フリーフォールになるかと思われたところで、BlackRockETFが再申請し、認定の可能性があると報じられました。現在は価格が持ち直しています。

とはいえ、6月末の週は米ドルの流通量が1週間で200Billion縮小しました。年始・年末を除いて、これほど大きな縮小があったのは2022年4月29日に遡ることになります。

あくまで振り返りですが、そのときは4月末にドル流動性枯渇 → 5月入りして月初買いから少し上昇 → 7日後に4万ドル→ 2.6万ドルまで35%の下落・・・となっています。

もちろん、この状況で価格が下がらなければ、それはそれでビットコインが「強い」ことの証でもあります。

頑張ってもらいたいですね。以上は、ビットコイン研究所さん&クリプト通信受講生への配信記事から一部を抜粋してお届けしました。

以下は本編のプレビューです。

ETFがどうなるかは、誰にも分からないのですけどね。少し気になる動きがあったので、今朝の記事でシェアをさせて頂いたものでした。

続編は、クリプト通信でも読んでいただけます。ご興味あるようでしたら、ぜひ。

それでは、今週もハッピー・ビットコイン!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です