「みんなが同じ情報を知っている時、市場はどう動くのか」
これは投資をする上で、実はとても重要な問いかけです。なぜなら、優れた分析や予測があったとしても、それが広く知られてしまうと、市場の動きは変わってしまうからなんですね。
今回の動画では、2024年11月に書いた半減期パターンの分析記事を振り返りながら、この問いに向き合ってみました。
2024年の予測:10月15日に高値をつける可能性
過去2回の半減期パターンを見ると、半減期終了後の約1年半でピークを迎えていました。
このパターンが今回も繰り返されるなら、2025年10月15日頃に最高値をつける可能性があるんじゃないか。当時はそう分析していたんです。ただ、こういった予測には一つの落とし穴があります。
それは「市場も同じ情報を知っている」ということです。
情報が共有されている時、市場は先回りする
ビットコインの月次リターンを見ると、8月9月は平均してマイナスになりがちです。
10月に高値をつけるとしても、それまでに下落してしまったら利益確定ができないかもしれない。そう考える投資家が出てくるのは当然ですよね。だから市場は7月頃から、少しずつ利確の動きを始めるんです。
これが「先食い」と呼ばれる現象です。
よく投資の世界では「噂で買って、事実で売る」という格言があります。これも同じ原理なんですね。みんなが10月を意識しているからこそ、その前に動く人が出てくる。結果として、予測よりも早い時期に相場が動いてしまうんです。
答え合わせ:市場は本当に早く動いた
2025年6月から10月にかけての実際の動きを見てみると、予測通り10月15日より少し前から利確の動きが入りました。
これは偶然ではありません。
多くの投資家が同じパターンを見ていたからこそ、こういう結果になったんですね。ある意味、「予測が当たった」と言えるかもしれませんが、同時に「予測が知られていたから、そうなった」とも言えます。
なんだか不思議な話ですよね。
ここから先、市場はどう考えているのか
さて、半減期後の上昇サイクルが一区切りついた今、投資家として考えるべきことがあります。
それは「これから先、どうなるのか」という問いです。
大きく分けて2つのシナリオが考えられます。一つは、これまで通り半減期パターンが繰り返されて、しばらく下落または横ばいが続くシナリオ。もう一つは、これまでのパターンが崩れて、新しい展開になるシナリオです。
どちらが正解かは、まだ誰にもわかりません。
でも大切なのは、どちらのシナリオにも対応できる準備をしておくことなんですね。そうすれば、実際に何が起きても焦らずに対応できます。
動画の後半では、さらに詳しく解説しています
この記事で紹介した内容は、動画の前半部分です。後半のメンバー限定パートでは、より具体的な戦略をお話ししています。
後半パートの内容:
- 半減期パターンが繰り返される場合の具体的な値動き予測
- 前回高値の6万8000ドルが意味するもの
- 次のターゲットが18万ドルになる理由
- 200日移動平均線を使った明確な判断基準
- 2026年10月、2027年8-9月の具体的なタイミング戦略
- パターンが崩れた時に市場が次に見るもの
「このシナリオならこう動く」という判断基準を持っておくことで、実際に相場が動いた時に冷静に対応できるようになります。
焦らないために、今できること
投資で一番怖いのは、何が起きているのか分からずに焦ってしまうことです。
でも「こういう動きになったら、こう判断する」という基準を持っていれば、状況は変わります。相場が急に動いても「ああ、これはあのシナリオだな」と冷静に受け止められるんですね。
そういう準備をしておくことが、長期的な投資では本当に大切になってきます。
今回の動画では、そのための具体的な視点と判断基準をお伝えしています。ぜひ最後まで見ていただいて、ご自身の投資戦略を考える材料にしていただければと思います。
より深い市場分析を学びたい方へ
今回のような市場分析や具体的な投資戦略を、定期的に学べる場所があります。
COCOSTAトレーディングカレッジの「トレード通信」では、こういった内容を毎週お届けしています。
トレーディングカレッジで学べること:
- 半減期サイクルを使った長期戦略の立て方
- テクニカル分析の実践的な使い方
- 市場心理を読み解く視点
- 複数のシナリオを持つ思考法
- ファンダメンタルズとテクニカルの組み合わせ方
投資は情報戦でもあります。でも大切なのは、ただ情報を集めることではなく、その情報をどう解釈して、どう行動に落とし込むかなんですね。
トレーディングカレッジでは、そういった「考え方」を学んでいただけます。
※クリックすると詳細ページに移動します
免責事項:この記事および動画の内容は、投資助言や勧誘を目的としたものではありません。ビットコインをはじめとする暗号資産への投資には価格変動リスクがあり、元本を割り込む可能性があります。投資判断は必ずご自身の責任で行ってください。

