こんにちは!
4月第1週にトランプ大統領が発表した米国の新しい関税政策で、株式市場は箱をひっくり返したような騒ぎになっていますね。
全体として株式市場は、新型コロナショックで市場が崩落した2020年3月以来で最悪の週となり、米国の株価指数である S&P500 は7.4%を超える下落となりました。

↑ 2025年4月第1週の市場サマリー
上のグラフが計測された時点ではビットコイン(BTCUSD)も8万ドルを維持していましたが、4月7日の月曜日に朝から8万ドル割れ。
この記事を書いている20時現在、77,113ドルを推移しています。
当記事では、なぜここまで市場は株式売りに傾いているのか。またビットコインの先行きはどうなりうるのかを、特に政治面から考えてみたいと思います。
トランプ大統領の保有資産は株価下落でも傷まない
さて、今の株価下落を引き起こしているのは、他でもなく米国の関税政策と、それが市場に与えるセンチメント悪化を嫌った投げ売りです。
下落を受けて市場がトランプ大統領のリアクションに注視する中、彼は言い放ちます。
「株価の下落は望まないが、何かを治すためには時には薬を飲まなければならない」
そしてベッセント財務長官も景気の調整期間入りを認めるコメントを出します。
「米国経済はデトックスが必要」
米国の中央銀行を支配するボス2名が「株価下がったところで仕方ないやん」と認めてしまったわけですから、そりゃ市場もパニックになるというものです。
でもトランプ大統領も人の子、ひょっとして株式の下落を受けて資産評価が下がり、陰で泣いているのでは?
ドナルド・トランプ大統領の個人資産の詳細は、非公開企業であるトランプ・オーガニゼーションが管理しているため、正確な数値や内訳は分かりません。
それでも、2025年4月7日時点での最新の報道や分析(例えばForbesやBloombergなど)をもとに、大まかな推定を行うことはできます。
以下は人工知能にそれらの情報を読み込ませて推定してもらった資産内容です(Perplexity Deep Research調べ、Claudeまとめ)

↑ トランプ大統領の資産ポートフォリオ推計
株式は3%を占める「現金・流動資産」の中に「少額」と記載されていますね。現実的には資産総額の1%未満というところではないでしょうか。
株価がドン下げしたところで、懐はほとんど傷まないってことですね。
金利が下がればトランプ氏の資産価値は上がる!
さて上記の資産の中で少し見えているのが負債です。
トランプ氏は10から15億ドルの負債を抱えています。
これらのバランスシートから見えるのは、トランプ氏にとって、、、
- 株価の下落は痛くもかゆくもない
- 不動産評価額の上昇は嬉しい
- 暗号資産の上昇もウェルカム
- 金利下落なら負債の金利コスト下がってGJ!
このように整理すると、トランプ大統領が最も喜ぶ施策は、「米国の金利が下がること」の一点に集約をされることが分かります。
改めて整理すると、、、
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