プライスアクションという用語を聞くたびに、いまいちよく分からないと思われる方も多いと思います。そんな中で、私が見つけた分かりやすい定義を紹介してみます。
実は「プライスアクション」という言葉、何か一つの決まった定義があるわけではありません。
Investopediaを調べてみても、「プライスアクションとは値動き自体の事で、決まった定義は無く主観的なもの」と書かれています。
そんな中で、私が見つけた分かりやすい一つの定義は、、、
「プライスアクションとは、相場の値動きの事をで、この中にはローソク形状やチャートパターンなども含まれる。これらは、過去・現在・未来で同じパターンが繰り返す可能性が高く、そのため将来の値動きをある程度予測することができ、これがテクニカル分析の根幹となっている。」
というものでした。
■:プライスアクションを活用する
相場の将来を予想することは殆ど不可能です。が、以下の代表的な分析手法を活用することで、プライスアクションが活発になる場所を事前に分析しておくことは可能です。
- SRゾーン(サポート&レジスタンス)
- ピボットポイント
- ロールリバーサル
- フィボナッチ数列
相場にエントリする前に上記のプライスアクションが活発になる地点を予め分析しておくことは、トレードの確度を高める上で必要な事前準備であるといえます。
相場を動かしているのは、参加者です。
そして、大多数の参加者を動かしているのは「集団心理」、つまり「欲と恐怖」です。
取引する対象や手法は変わっても、人間が「欲と恐怖で一番動く」という事実は、いつの時代も変わりません。
この事実が、過去も現在も、そして将来も、繰り返すプライスアクションを引き起こす根拠となっているのです。
事前の計画無くチャートの前に座れば、ローソクがドーンと動き始めた瞬間に追いかけてエントリし、労せずして稼ぎたいと思うのが人間の本性です。
またマイナスが積み上がり始めたら、「早く決済して損を小さくしておきたい」、もしくは「そのうち反転すると高をくくり、どうしようもないポイントまで来て恐怖で損切りする」のも共通です。
これらの「欲と恐怖」がチャートの上に反映され、プライスアクションが作り出されます。
相場の先行きは誰にも分かりません。
それでもプライスアクションが活発になる値段帯は事前に分析することが可能です。
このプライスアクションを分析する手法を自分のモノにすることで、だれでもトレードの精度を向上させることができるようになるのです。
ココスタの教材や記事は、この「集団心理が引き起こすプライスアクション」を核として作っています。
欲や恐怖の集団心理が、一定のパターンで繰り返すというのは、本当に面白いですね。