CB Hunter(中銀ハンター)のV6.3をリリースしました。
「流動性を見ればいい」とよく言われます。でも実際のところ、何のデータをどう見ればいいのか、迷ったことはないでしょうか。
これまでのCB Hunterは、FRBのバランスシートだけを追っていました。それだけでも十分に機能していたのですが、ひとつのデータソースに頼ることには限界もあります。たとえば中央銀行のデータでは反応しないのに、銀行間の資金市場では明らかに変化が起きている、ということが実際にありました。
V6.3では、その「死角」を埋めます。
3つの流動性データを同時に監視
今回のアップデートで追加されたのは、以下の2つのデータソースです。
① CB(中央銀行バランスシート)— これまで通り
FRBの資産残高から、リバースレポと財務省一般会計を差し引いて算出します。イメージとしてはダムの水門です。FRBという管理者が水門を開け閉めすることで、市場に流れるお金の量が変わります。
株・ビットコイン・ゴールドなど、幅広い資産に影響が出やすいマクロ全体の大きな流れを見ています。
② IORB-SOFRスプレッド — 新規追加
銀行同士の資金繰りの余裕度を測る指標です。銀行の温度計、と思ってもらえれば分かりやすいかもしれません。
毎日データが更新されるのが最大の強みです。M2のような月次データと比べて、圧倒的に早く変化を捉えることができます。この数値がタイトになってくると、ドル関連資産や短期の市場心理に影響が出てきます。
③ ステーブルコイン時価総額(USDT+USDC)— 新規追加
暗号通貨の世界に入るには、まず法定通貨をステーブルコインに換える必要があります。ゲームセンターでコインを買うのと同じですね。つまり、この残高が増えていれば資金が入ってきている。減っていれば抜けている。とてもシンプルです。
ブロックチェーン上のデータなので、24時間365日リアルタイムで更新されます。
3つ揃ったら「★」が出る
V6.3の目玉は、コンフルエンスシグナルです。
3つのデータソースが同時に同じ方向のシグナルを出した場合、チャート上にゴールドの★マークが表示されます。ひとつの角度からだけでなく、3つの異なる視点がすべて同じことを言っている状態です。
当然ですが、これは「必ず当たる」という意味ではありません。ただ、単一ソースのシグナルと比べて、複数の裏付けがある分だけ確度が高いと考えるのは自然なことだと思います。
設定は何もしなくていい
ここが大事なポイントです。
3つのデータソースは、どの表示モードを選んでいてもバックグラウンドで常時計算されています。つまり、デフォルトのまま使っていれば、コンフルエンスの★マークは自動的に出てきます。
もちろん「裏で何が起きてるか知りたい」という方は、設定画面でCB / IORB-SOFR / ステーブルコインを切り替えて、個別のシグナルを確認することもできます。
どんな銘柄で使えるのか
動画の中では、以下の銘柄で実例を紹介しています。
- ビットコイン — ソースごとにシグナルのタイミングが違う好例
- 日経225 — 2025年4月に3発連続のコンフルエンスが発生
- ハイイールド債 — 3つのソースすべてが反応した事例
- ユーロ(EURUSD) — ドル流動性との関係が顕著に出ている
- 銅(Dr. Copper) — 流動性以外のファンダメンタルズとの判別に使える事例
詳しくは上の動画で解説していますので、ぜひチェックしてみてください。

