本日2021年4月18日の日曜日、ビットコインは24時間で1万ドル近い下落を叩き52,000ドル近辺まで下落しました。1年前には値段自体が1万ドルにも到達していませんでしたから、隔世の感はありますね。
ところで本日の下落を見ながら、逆説的に「やっと8万ドルの壁を突き抜ける準備ができたか」という感想を持ちました。
もともと、今のビットコインの上昇を牽引しているのは米国上場企業の現物買いです。
4月10日に56,000ドルで支えられて上昇へとつながった起点は、やはり米上場企業の現物買いでした。
ここで少し皮肉な事象が起こります。
ビットコインは上昇局面の後半で、投機的な買いが入ります。それらの積まれたポジションは、転売して決済するしかない類いのものです。
つまり上昇局面の後半は、イコールで売り圧力が積み上がっていくのです。
それを定期的に洗い流すようにビットコインは下落を挟んできます。
たとえば柴犬が水浴びから上がって、体を上手にふるって水を振り払う姿をイメージするとわかりやすいです。
水を含んで重たいままだと、犬も十分に早く走れないですね。まあ、柴犬コインのように早く走りすぎても止まれず大変ですけどね。
同じように、ビットコインも重たいロングの未決済残高が積まれたままだと、上がろうにも身動きが取れないのです。
その未決済残高を減らす確実でスピーディーな方法は、ビットコインが急落することです。
ところが米企業の現物買いで「スピーディーな下落」が起きず、ロングの未決済残高が積まれ上値が重くなっていました。
そのタイミングで難易度調整からのブロック速度急落、Dogeコインへの資金移転、各国政府が規制に動くというSNS上の話題などが、偶然にも土日という資金が入りづらいタイミングにぶつかり下落と相成りました。
では、どのくらいロングが洗い流されたかをGoogle先生に聞いてみました。
9時間前には7.6b(約8000億円)、3時間前には10b(約1兆円分)の強制決済です。
これ、決済をされなかったら、ずっと将来の売り圧力で残ったままでした。
毛皮に付いていた重たい水を振り払うことができたビットコインも、あとは上昇するだけですね!
欧米で信奉者の多いS2F理論値は、すでに8万ドル近くまで到達をしています。
荒唐無稽?いやいや、ビットコインの現物価格が65,000ドルを付けていた頃、12月限月の先物は80,000ドルを超えていました。
次は現物で8万ドルを突破できるかというところですね。ビットコインには頑張ってもらいたいものです。
ハッピー・ビットコイン!