一流の条件は「同値切り」

投資やトレードで成功する人が備えている資質とは、何でしょう?

しばし引用される事例なら、「家康になれ」というものかもしれません。

  • 不利な戦いはしない。
  • 自分に有利な局面になるまで、徹底的に待つ。
  • 創造性や瞬発力よりも、地味な基盤。

そうしたパーソナリティが、投資での成功にも結びつきやすいのでしょう。

では、もっと具体的に突き詰めると、何ができることが一流の条件なのでしょう?

今朝のトレーディングカレッジ・コメンタリーで講師の吉中氏が以下の言葉を残してくれていました。

あまりにも素晴らしいメッセージであり、迷っている人の指針になるのでは無いかと思いましたので、ブログにて紹介をさせて頂きます。

さて、タイトル(同値切り)の件ですが、以前、筆者が「(上手い)下手」を判断する上で、一つの例として、余り上手くない人は指値を動かす、と述べた事があると思います。

では、逆に上手い人はどうなのかと言うと、これもあくまで一つの例ですが、「やるな」と感じるトレーダーは「同値で切れる」

割安であった事からロングした。実際に上昇する“雰囲気”は感じるものの、自身にとっての割安感から外れつつある。

大衆は未だ上昇を信じているが、自身の割安から外れた為、同値で切った

ただ単に同値で切った(例えば、ドル円を107.00で買って107.00で落とす)だけ。しかし、“そこ”には手数料という経費が掛かる

ポジションが10であればマイナス100ドル(1万円)。ポジションが1000であればマイナス10000ドル(100万円/総代金125億円分の取引)。

殆どのトレーダーは、何とかワンティック抜いて経費マイナスを軽減させようとするか、もしくは、コントロールを失い“下”で損切りする傾向にあります。

が、上手いトレーダーは、自身のレンジから外れた時点で躊躇なく(タイミングを計り)同値で切る

鉄のルールの前では、経費が1万であろうと100万であろうと心は動かない

筆者は、自身(会社)の収益率や抜け幅を自画自賛した事は一度もありませんが、一方で、同値切りでロス拡大を回避した時、または、ロスから始まった取引をトントンに戻して終了させた時は、心の中で自分を褒める様にしています

因みに、上の流れ(買ったが、自身の割安で無くなった為、同値切り/転売)の後、暴騰した事は普通に何度もあります。

そんな時は大笑いして済ませます。

笑うだけでしょう。反省するつもりも、その必要性もありません。

メンタルの問題ですね。結局は。

2020年2月1日配信の吉中コメンタリーから

現場を踏んで結果を残し続けている方のコメントは、響くんですよね。

借り物では無く、自身の中にある深い井戸から組み上がる言葉なのでしょう。

そして、ほぼ毎日このような素晴らしいコメントを配信してくれている吉中講師に、改めて感謝の気持ちが湧き続けるのです。

優れた方とのご縁ほど、ありがたいものはないですね。

吉中講師のコメンタリーやレポートなどは、実戦トレーディングカレッジにて受信することができます

※ 時々ツイッターでも、#トレーディングカレッジ のハッシュタグでコメントの一部を紹介させて頂いております。

以上、「一流の条件は同値切り」について書いてみました。

それでは、本日も一日、楽しんでいきましょう!

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