こんにちは。暗号通貨の市場で2番目の時価総額規模となるイーサリアム(ETHUSD)も、最近は少し値動きに元気がないような印象を受けますね。下の図は暗号資産の時価総額ランキング上位5者を並べたものです。
この記事では、イーサリアムが少し正念場に差し掛かっているかもしれないね・・・ということを書いてみたいと思います。
もちろん、将来の値動きのことは分かりません。あくまでも「ああ、こういう見方もあるのだな」程度で、思考の踏み台にしていただければ幸いです。
※ 本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言や推奨を意図するものではありません。暗号資産投資には高いリスクが伴います。投資判断の際は、自己責任で十分な調査と専門家への相談を行ってください。
イーサリアムを買い始めている投機市場もあるけれど?
まず最初に見ておきたいのは、イーサリアムの値動きに一定の影響を与える、投機市場の動向です。
いわゆる「大口投機筋」などと呼ばれるカテゴリーの参加者が、どの程度の買いや売りを市場に残しているかを追っていくと、示唆を得られることがあります。
下の図は、彼らが残している買いポジションから売りポジションの枚数を差し引いた「ネットポジション」の推移をチャートに表示してみたものです。
図中でハイライトした部分は、その投機筋の参加者が保有しているポジションの残高が、売りから買いへと切り替わったタイミングです。
これだけ見ると、切り替わった後は微妙に下げたのちに、反発上昇へと転じています。いいんじゃね?
いやいや、少し違った角度から見ると、また別の動きが見て取れたりします。
トレーダーは売り越しに転じている
さて上記で取り上げた大口投機筋の保有ポジションである「枚数」では、ネット残高が強気な推移を見せていることがわかりました。
ところが市場でポジションを保有しているトレーダーの「数」で比較をしてみると、少し違った景色が目に入ってきます。
下のチャートは、同じ大口投機筋のロング保有トレーダー数から、ショート保有トレーダー数を差し引いたものになります。
あくまで2023年8月以降の傾向でしかないのですが、上記の数字がマイナス圏へと転落すると、そのあとのイーサリアムは下落での調整が起きていることも分かります。
今回がどうなるかは分かりませんが、弱気なポジショニングを取っている大口も一定数はいることは、頭の片隅に残しておいてよいのかもしれません。
※ トレーダー数の説明は、こちらのYouTube公開動画で説明しています。必要に応じて、参考にしてみてください。
以上は、ビットコイン研究所さんへの寄稿記事(原文はこちら)より前半部分を公開してお送りいたしました。
続きの記事では、イーサリアムの先物曲線から見える価格動向の分析を行いつつ、それを自らの手で実行するときに陥りがちな間違いの罠も明らかにしています。
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