投資で目指すべきゴールをどこに設定すべきなのか。2020年5月29日配信の吉中コメンタリから一部を一般公開しました。
定期的に筆者のもとに質問が寄せられる中で最も多いテーマが
- 「投資で稼げる様になって仕事をやめたい」
- 「早期にリタイアして投資で生活したい」
というもの。
「稼げるように」とは一体幾らくらいなのか?
「投資で生活」する上での水準は?
といった事も曖昧な状態の人が大半ですが、ひとつ明確なのは、多くの人にとって「投資」は、稼ぐための手段として他とは異なる特別な領域にある存在、という事は感じます。
確かに、改めて「投資(で稼ぐ能力)」というものを客観的に見ると、言語、スペース、時間問わず世界中のどこに居ても収益を生み出す事ができる能力。
これは“ちょっとした”ものであり、特に、今後の日本と世界情勢を見据え、体得したい技術・能力であると考える人が多い事は理解できます。(筆者も強くおすすめします。)
ただ、一様にハードルが高すぎる。
どこから得た知識や情報かはわかりませんが、多くの人たちに「毎日5分のトレード」「一億円稼ぐ」といった考えが定着してる。
出典:
実戦トレーディングカレッジ
筆者も、また筆者の周りのファンドマネージャーやプロのトレーダーも似たような考えを共有していますが、「毎日5分」は非現実的であり、また「一億円稼ぐ」も正直あまり意味ないですよ。
投資とは、基本的には自身の領域内での活動であるため、「毎日5分(で稼ぐ)」は考えられない。
また、「一億円」稼いでも守り方を知らない人が95%ゆえ、稼ぐ事自体に意味は無い。
もう少し現実的に考えた方が良いと思います。
仮に、持続可能な20万円/月が体得できれば凄いでしょう。筆者も、プロの運用者も同様に考えます。
世界中、どこに居ても20万/月稼げるのです。とんでもない能力でしょう。
固定観念を捨てて考えると、その凄さが理解できると思います。
吉中